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好きだから 第7話

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希光❇

希光❇

「好きだから第7話」ですっ!
今回は、すごく長いですが、是非、読んでください!ハート、フォローよろしくお願いします☀

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好きだから
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7 勝負のキャンプ
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教室に戻って、おかずが残っているお弁当箱を
しまった。
「残しちゃった…。」
椅子に座って、 机にあごをのせる。
「...二人、 付き合ってるんだ…。」
ボソッと一人で呟いた。
まわりを見ると、教室の中にいるのは、私だ
け。
みんな、昼食をとっているみたいだ。

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時計を見ると、 まだ、 昼休みは20分程あっ
た。
「…どうしよ。」
「成海?」
後ろの方で、 声がした。
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振り向くと、黒髪で、パッチリとした目に、整
った唇を真一文字に結んでいた男の子がいた。
「き、 木野君・・・。」
私は、その人の名前を呼んだ。
そう。その人は木野 翔真くん。

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クールで勉強が出来て、 運動も出来るモテる男
の子の一人。
「なにしてんの、一人で。」
木野くんは、私を不思議そうな目で見てきた。
「あ・・・。 す、 少し、 気分が悪くて…。」
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と、ウソを言って、 前を向いた。
すると、
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木野くんが、 私が向いている方向にわざわざ来
て、
顔をのぞきこんできた。

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「わっ!! な、なに!?」
木野くんの顔がすごく近くて、 椅子から落ちそ
うになった。
「わっ!!」
そこを、 木野くんが強く私の腕をつかんで間一
髪!助かった。
「あ、ありがとう!」
お礼を言うと、ニコッと微笑んで、
「どういたしまして。」
と、意地悪っぽく言った。
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ぷ、なにそれ?
私は思わず吹き出しそうになった。
「…そういえば、 5限目って、 来週のキャンプ
の班決めだよな?」
木野くんが、 思い出したように、言った。
「え、そうだっけ?」
昴君のことばっかりで、先生の話を聞いてなか
った。
「え、って。聞いてなかった?」
ぷっとバカにされたように笑われたので、
「もう!」
っと、木野くんの背中を叩いた。

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「でも、班誰と組もう?」
「男女関係ないよね?」
「え!? そうなんだ…。」
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5限目が始まった。
「はい、では、朝言った通り、 来週のキャンプ
の班決めをします!」
先生が、 パンッと手を叩いた。
「男女関係なく四人班つくって!」
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ガタガタッ。 みんなが一斉に席を立って、 組み
始めた。

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「園!組もう!」
私も、園を誘って組み始めた。
「男子はどうする?」
と、そのとき。 後ろから、 声がした。
「利恵一、 組もうぜ。」
昴君が、 男の子と肩を組みながら、 歩いてき
た。
「す、 昴君…..。」
私は、サッと昴君から目をそらした。
園が、にんまりと笑って

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「いいよ、組も組も。」
と言ったので、組むことになった。
「…………。」
川井さんに、 申し訳ない気持ちがある。
「どうしよう。」
その言葉が、頭の中で、何度も再生される。
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「何考えてんの?」
スッと私の横に立って、ニヤッと笑う男の子が
いる。

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「き、木野君?!」
「同じ班、 よろしくな!」
「え?」
昴君と肩を組んでいた男の子は、 木野君だった
んだ!
と思うと、力が抜けた。
「わっ!!」
バランスを崩し、 転びそうになる。
パシッ
木野君に、 肩を押さえられ、 なんとか支えても
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らった。
「…あぶね!」
「あ、ありがとう!」
木野くんは、ふっと笑って、
「ドジだね。」
と言ってきた。
もう、ムカつく!
キャンプの日。
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私達は、バスに乗ると、 園に肩を叩かれた。

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「利恵ちゃん!」
「ん? なに? 園?」
園に顔を近づける。
すると、
「もうっ! 利恵ちゃん、 ダメじゃない! 木野君
と仲良くしちゃ!」
想像もしなかったことを言われた。
「え!?な、なんで?」
意味が分からなくて、 聞き返す。
「だって、 昴君が、誤解しちゃうわよ! 利恵ち
ゃんは、木野くんが好きだって!」

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園は、手を×の形にして、 プンプンとしてい
た。
「え・・・。 いや、それはないと思う。」
当たり前。否定した。
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「なんで?」
園が、不思議そうな顔で聞いてきた。
でも、答えたくなかったから、 答えなかった。
「
「…はい、では、皆さん。 これから、宝探しゲ

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「いえーい!!」
「ルールは、私たちが隠した宝物を二人一組の
ペアで、探してもらいます! 男女で組んでもら
うので、1番最初に見つけたペアが、 カップル
となります!」
委員長が、 にこにこ笑顔で説明をした。
二人、一組...。
川井さんとは、 違うクラスだから、ペアにはな
らない。
昴君とが、 いい…。
心の底で、 そう願った。
「では、順番にくじをひいてもらいます!」

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順番にくじを引いた。
私は、1番。
「1番誰?」
誰かが言った。 私は、手をあげて、
「はい!」
と返事をした。 そのとき。 奇跡が起きた。
「オレも!」
と言って、私の前に現れたのは、昴君だった。
「す、 昴君! ?」
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「お! 利恵か! よろしくな!」
昴君は、眩しい笑顔でそう言ってくれた。
「はい、では、皆さん組めましたかー?」
委員長が、みんなに聞いた。 みんな、 組み終わ
ったみたいだ。
ちなみに園は、 木野君と。
ドキドキが止まらなかった。
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「はい、では、よーい・・・ スタート!」
委員長が、 笛を吹いたのと同時に、みんなが探
し始めた。
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宝物は、1つしかない。
見つけられるかな…?
昴君と話しながら、 探した。
森の方へ入っていくと、キラキラと光るキーホ
ルダーを見つけた。
「ん? なんだろ?」
拾うと、そこには、
「宝物」
とかいてあった。
「これだ! 良かった! 見つけられて!」
と言って、振り向くと、足元が滑って、崖から
落ちた。

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「きゃあああっ!」
下まで落ちると、 昴君の声が聞こえた。
「大丈夫か!? 利恵!」
「う、うん…。なんとか。」
右足首を押さえながら、 言った。
ねんざしちゃったかも。
「そこから来れる?」
「う、うーん。来れないかも。」
「わかった!」

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それから、返事がないから、 助けを呼びに言っ
てくれてるのかなと思っていたら、
ズザザザザッ。
何かが落ちてきた。
「きゃっ!?なに!?」
見ると、 昴君が、 立っていた。
「す、昴君!?」
崖を降りてきたから、少し、 傷がついている。
「ってて。」
昴君は、膝を押さえながら、 私を見て、 笑顔に
なった。

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「大丈夫か!?」
「す、 昴君こそ、 どうして・・・。」
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「心配だったから、 来たんだ。」
へへっと笑った。
その笑顔に、ホッとして、 ついポロッ。
涙がこぼれてきた。
「利恵 !? どこか痛いのか!?」
昴君は、焦っていた。
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でも、私は、涙がおさまらない。
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「ご、ごめんね!」
涙を拭いていると、 グラッ。
目まいがして、 昴君の方に倒れこんだ。
「ご、ごめ…つ」
「大丈夫か!?」
昴君と目があったそのとき。 昴君の顔が私に近
づいてきた。
「…..?」
私の唇に、昴君の唇が、 あたった。

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改ページ
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完了
-次回予告-
突然、昴にキスをされた利恵!
次回、二人はどうなる!?
それと、同時に、もう一人の恋が進んでい
く。
それは誰!?
次回もドキドキ! お楽しみに♡
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ความคิดเห็น

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希光❇
Author 希光❇

玲夢ちゃーん❗
ありがとぉ~😭✨

星野 玲夢
星野 玲夢

本当の事を言っただけさ
(*`ω´*)ドヤッ

希光❇
Author 希光❇

そんな!!
めちゃめちゃ嬉しい!
ありがとう😆💕✨

星野 玲夢
星野 玲夢

すごすぎて、なんかの本かと思ったぜ

希光❇
Author 希光❇

そう言ってくれて、嬉しい🎵😍🎵

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