問傍線部②について、対句になっている部分を次のように
図示した。空欄にあてはまる語句を、本文から抜き出して
書きなさい。(返り点・送りがなは不要。)
2 漢文を読んで、後の問題に取り組もう。
問
傍線部を書き下し文にしなさい。
続有る者は必ず言有り
じゅか
こうし
ろんご
次の文章は、『論語』の一節である。 『論語』は儒家の祖である孔子とそ
の弟子たちとの問答を記している。 『論語』で「子曰はく…」とあれば、「先
生(孔子)がおっしゃったことには」という意味を表す。
(注1)
いハク
ズ
リ
ル
子曰、「有」徳者必有言。有
言者
ズシモ
ラ
有言不必有徳。
t
t
(注2)
ズシモ ラ
不必有徳仁 者必有勇。
ズシモ ラ
必有仁」
勇
勇 者
者不二
げんあ
文
じんしゃ
漢
仁者は
(注)
子先生。 ここでは孔子をさす。
2仁まごころや慈愛などの徳。
書き下し文 漢文を訓読した文)と現代語訳
子曰はく、
問
先生がおっしゃったことには、「徳がある人は必ず言葉も立派である。(しかし)
有る者は
600
とくあ
必ずしも徳有らず。
言葉がすぐれている者は必ずしも徳があるとは限らない。
かならゆうあ
必ず
ゆうしゃ
勇者は
かなら
じんあ
必ずしも仁有らず。」と。
仁がある人は必ず勇気がある。(しかし) 勇気のある人は必ずしも仁があるとは限らない。」と。
問傍線部③に、後の書き下し文に従って返り点・送りがな
を付けなさい。
○仁者は必ず勇有り
者
問四 孔子の考えについて、 次の問いに答えなさい。
「有徳者」と「有言者」では、どちらを評価しているか。
有
徳者
「仁者」と「勇者」では、どちらを評価しているか。
者