ンは肝臓と筋肉の細胞に多く含まれている。 肝臓ではエネル
の貯蔵物
質となり、必要に応じてグルコースに分解され血液中に放出される。筋肉では筋収縮
のエネルギー源となる。
(1) ①B
A (2) ウ
説 (1), (2) 健康な人では,血糖濃度が高くなるとすぐにインスリンが分泌されて血糖濃度が
100 mg/100 mL 程度にもどる。 食後にインスリン濃度が上昇し, 血糖濃度が下がって
いるのはヒトBのグラフである。
I型糖尿病では、おもに自己免疫疾患などによってランゲルハンス島のB細胞が破
壊され,血糖濃度が高くなってもインスリンが分泌されない。これに当てはまるのは
ヒトCのグラフである。
II型糖尿病では, I型糖尿病以外の原因でインスリンの分泌量が低下する,もしく
はインスリン受容体がインスリンと結合してもはたらかないため、血糖濃度の低下が
見られない。これに当てはまるのはヒトAのグラフである。
(1) 200mg/100mL (2)350mg/分
(3)5000mg/100mL
(1) グラフから、尿中にグルコースが排出され始めるときの横軸の値を読み取る。
(2) グルコース再吸収速度の最大値は, 原尿のグラフと尿のグラフのグルコース排出速度
の差が最大のところを読み取ればよい。 血糖濃度が450mg/mL以上であれば, グル
コース排出速度の差は常に同じ値であるので、読み取りやすい値を選べばよい。 例え
ば,血糖濃度 800mg/100mL のとき, 原尿中には800mg/分の速度で排出され, 尿
中には450mg/分の速度で排出されているので,再吸収速度の最大値は
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800mg/分 - 450mg/分 = 350mg/分である。
(3) 血糖濃度が450mg/100mL のとき, 尿中にグルコースは100mg/分の速度で排出さ
れている。 1時間で尿中に排出されるグルコースは100mg/分×60分。 これが
120mL の尿に溶けているので, 尿100mL中に含まれるグルコースは,
100mg/分 × 60分 × (100mL/120mL) = 5000mg
よって, 尿中のグルコース濃度は5000mg/100mLである。
VEDER