セッケンの性質
油脂を水酸化ナトリウムでけん化すると, グリセリンと, ヵ高級脂肪本のナトリウム
塩であるセッケンが得られる。セッケンの水溶液(セッケン水)は, 繊維などの固体表面を
ぬれやすくする。このような作用を示す物質を ( イ ) といい, その単一分子中に長い炭
化水素基などの ( ウ ) 性の部分とカルボン酸イオンなどの(エエ ) 性の部分をもつ。セッ
ケン水中のセッケン分子は, 織維に付着した油状物質を取りかこみ, これを分散・乳化さ
せ, 洗剤としてはたらく。 」
のカルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含水(百水) や海水ではセッケンの
洗浄力が低下するが, 高級アルコールやアルキルベンゼンドに江確酸を作用させた後に
水酸化ナトリウムで中和することによって得られる合成洗剤は, 硬水や海水でも使うこと
ができる。
間1 文中の空欄 (イ) 一(エエ ) に最も適する語句を記せ。
間2 下線部(ア)のセッケンを水に溶かすと, その水溶渡の水素イオン濃度は, 純粋な水
の場合と比較してどうなるか。 次の(s) 一(c)の中から正しいもゃのを一つ選べ。
(a) 小さくなる (b) 変化しない (c) 大きくなる
問3 下線部(オ)に関連して, 硬水や海水でセッケンの洗浄力が低下する理由を 20 字以
内で記せ。
間4 下線部(カ)の合成洗剤の水溶液の水素イオン濃度は, 下線部(ア)のセッケンの水溶
溢の水素イオン渡度と異なる。その理由を, 下線部(カ)の合成洗剤の組成をもとに
20 季以内で記せ。
(広島市大)