② 地層の重なり方や堆積するようすを調べるため,次の 〔調査〕 と 〔実験〕を行った。 ただし,各層は平行に重なって
おり、地層の上下の逆転やしゅう曲、断層はないものとする。
〔調査〕 ある地域のボーリング試料を調べた。図1は、この地域の地形を模式的に表したものである。 曲線は等高線
を示し,A,B,Cはボーリングが行われた地点である。図2は、 各地点の調査の結果を断面図の中に柱状図
で表したものである。どの地点にも泥, 砂, れき, 火山灰の層があった。また,この火山灰を調べるとどれも
同じであることがわかった。
[実験]
図3のように,細長い水そうに斜面をとりつけ,水を流し続けても排
水口で水位を一定に保てるようにした。次に,斜面を流れる水に,泥,
砂れきを混ぜたものを流しこみ、水そうに堆積するようすを調べた。
図4は水位をLに,図5は水位をHに保ったときの堆積物のようすを表
したものである。また,図4のQ、図5のQ'は,それぞれ水面と斜面
の交わる位置を示している。 なお、図3のRの位置で,水位がLのとき
とHのときの堆積物の粒の大きさを比べると, Hのときの方が小さかっ
た。
図2
標高 m
170
160
150
140
130
|--|-|--||||||
B
目泥
砂
れき
1火山灰
図3
HL 水
水
泥、砂れき
-斜面
図 1
図 4
図5
R
排水口
(水位をHにするときはゴム栓をする)
HI
160m
|150m
170m
A B P
20m
堆積物
R
堆積物
J'
R