202 章 波動
屈折率n, 厚さdの透明な平板がある。 真空中
413. 光学距離
で波長の光が、この平板に垂直に入射して透過するとき,平板
の厚さに相当する光学距離を求めよ。 また, 真空中の光速をcと
して,平板中を光が進む時間を光学距離から求めよ。
(3) 点0付近は, 明線と暗線のどちらになるか。
(4) 明線の間隔を, 1, 入, D を用いて表せ。
↓↓
414. くさび形空気層の干渉図のように2枚の平
らなガラス板A,Bを重ね, 接点Oから距離はなれ
た位置に、厚さの薄い物体をはさむ。 上から波長入
の光をあてると、明暗の干渉縞が観察された。 点Oか
ら距離xはなれた点Pにおける空気層の厚さをdとし
て、次の各問に答えよ。
0
(1) m=0,1,2,…とし,反射光が強めあう条件式を, m, d, 入を用いて表せ。
(2) dを,x, l, D を用いて表せ。
光
屈折率 n
A
x
415. くさび形空気層の干渉 図のように, 長さ 0.20
mの平らなガラス板2枚の間に, 厚さ 0.030mm の紙
をはさみ, 薄いくさび形をつくる。 これに上から単色
光をあてると,明暗の干渉縞が観察された。 次の各問
に答え
(1) 単色光の波長が4.8×10mのとき, 明線の間隔はいくらか。
(2) (1)と同じ光を用いて, 2枚のガラス板の間を屈折率1.3の液体で満たすと,明線
の間隔はいくらになるか。ただし, ガラスの屈折率は1.3よりも大きいとする。
↓ ↓
0.20 m-
416. ニュートンリング 図のように、平面ガラスの上に,光
曲率半径Rの平凸レンズを凸面を下にして置く。 上から
波長の単色光をあてると, レンズ下面とガラス上面で反
射する光が干渉して, 明暗の環が観察された。
(1) レンズの中心Cから距離はなれた点Bにおいて
空気層の厚さがdであったとする。 d を, R, r を用い
て表せ。 ただし, R≫d とする。
(2) m=0,1,2,…として,反射光が強めあう条件式と,弱めあう!
(3) 点Oから見ると, レンズの中心は間
↓光
R
D
d
0.030mm
A d
B