第2章 【助動詞】 第15満 むず
2024/08/01 15:43
しっかり覚えていきましょう。
練習問題
どうして
問傍線部の助動詞の意味をそれぞれ答えよ。 (制限時間3分)
「(この計画が) ただ今もれ聞こえて、天下の大事に及びなんず。」(平家物語)
法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。
(徒然草)
「恋しからむをりをり、取り出でて見たまへ」
(竹取物語)
「忍びては参りたまひなむや」
(源氏物語)
「もし人手にかからば、(自分は)自害をせんずれば、」
(平家物語)
②
解答解説 まずは「む」の下を見て、次にVの上を見る!
より。 「計画」は三人称。 「んず」と「むず」は同じ。「んず」の上の「な」は助動詞 [ぬ] の困 (強意)。推量
「[この計画が〕 たった今漏れていって、きっと天下の一大事に及んでしまうだろう。」)
より。「法師」は三人称。 主語が三人称の文の「むむずじ] は [推量(打消推量)」が多い。打消推量
(僧ほどうらやましくないものはないだろう。)
③より。「り」(時)は体言。体言の上の[む]は、ふつう 「婉曲」。 圏婉曲
(「恋しい 〔ような〕 折々は、[これを〕 取り出してごらんになってください」)
①…「なむや」や「てむや」の「む」は「適当・勧誘」。この場合、「勧誘」と答えてもよい。適当
「ひそかに参りなさってくれませんか」)
⑥…より。一人称ならば「意志」。 「んずれ」は「むず〕の日。意志
(「もしも人の手にかかったら、〔自分は〕自害をするつもりなので、J)
助動詞 むむず・