問4 (10点) ある配列不明のDNA 断片 X についてサンガー法によりシーケンシグを行った。 その際得ら
れた電気泳動の結果を下図に示す。
1文字目
U
UUU
UUC
G
UUA
UUG
①この電気泳動の結果に基づき DNA 断片 X の塩基配列を決定しなさい。 (左から右に塩基配列を書き出し
なさい)
CUU
CUC
CUA
CUG
AUU
AUC
A AUA
② 断片 X から転写される mRNAの塩基配列を書き出し、さらにコドン表を使い当該 mRNA から翻訳されるタ
ンパク質のアミノ酸配列を書き出しなさい。 転写・翻訳の際 DNAmRNAは左から右に読まれるものとする。
また、転写の際スプラシングなどのmRNAの加工を行なわれないものとする。
コドン表
2文字目
DNA
大きさ
AUG
GUU
GUC
GUA
GUG
大
U
フェニルアラニン UCU
UCC
ロイシン
ロイシン
ddAの
サンプル
イソロイシン
メチオニン
(開始コドン)
バリン
UCA
UCG
CCU
CCC
CCA
CCG
ACU
ACC
ACA
ACG
ddtの
サンプル
GCU
GCC
GCA
GCG
C
セリン
プロリン
ddCの
サンプル
トレオニン
アラニン
UAU
UAC
UAA
UAG
CAU
CAC
CAA
CAG
AAU
AAC
AAA
AAG
GAU
GAC
ddGの
サンプル
GAA
GAG
-
A
チロシン
止コドン
ヒスチジン
グルタミン
アスパラギン
アスパラギン酸
グルタミン酸
UGU
UGC
UGA
CGU
CGC
CGA
CGG
AGU
AGC
止コドン
|UGG トリプトファン
AGA
AGG
■
GGU
GGC
GGA
GGG
G
システイン
アルギニン
セリン
アルギニン
グリシン
U
C
A
G
U
C
G
U
C
A
G
U
C
A
G
3文字目
③断片 X の左から3番目の塩基がGに変異した場合断片 Xからのタンパク質合成にどのような影響が及
ぶか。 また、 この変異は左から8番目の塩基がAに変異した場合と比較してより深刻な影響を及ぼすと
言えるか。 それぞれ根拠と共に答えなさい。