間 1 赤色と緑色の色覚に関わる遺伝子はX染色体
上にあり,日本ではこの遺伝子に原因があるために
赤と緑を区別ができない男性が20人に1人の確率で生
まれるといわれている。赤と緑を区別できない形質
は劣性である。 図は, 赤と緑が区別できない男性が
出現した家系図を示す。 ○は女性では男性であり,
塗りつぶした個体2は赤と緑を区別できない男性を
示している。また,個体2の両親および姉(個体1)
は赤と緑を区別できる。 色覚多様性が結婚について
影響を与えないと仮定して,次の文章のア~エに入
る確率としてもっとも適当なものを下記の選択肢①
~⑤のうちから1つずつ選べ。 なお同じものを何度
選んでもかまわない。
①
2
個体 1(個体 2の姉)
が,赤と緑を区別でき
る男性と子供をもうけ
た場合,二人の間の息
子(個体 3)が赤と緑を
区別できない確率は
ア)であり, 娘 (個体
4)が赤と緑を区別でき
ない確率は (イ)である。個体2が, 色覚多様性
について本人および親族の情報をもたない女性と子
供をもうけた場合,二人の間の息子(個体5)が赤と
緑を区別できない確率は (ウ) であり、 娘 (個体
3
4
5
6
6)が赤と緑を区別できない確率は (エ) である。
① 0 (0%)
② 0.05 (5%)
③ 0.125(12.5%)
④ 0.224 (22.4%)
⑤ 0.25 (25%)