2.
最近、太陽系以外にも惑星系が続々と発見されている。これらの惑星系に生命が存在しているか
どうかはまだわかっていない。
地球に存在するような生命が発生するためには、液体の水の存在や適度な表面温度が必要である
と考えられる。将来、これらの惑星系に生命が発見されれば、生命発生の条件がより明らかになる
と期待される。
仮に2つの惑星系(惑星系 P と惑星系 Q)のうち、惑星系Pの内側から数えて2番目と惑星系 Q
の内側から数えて4番目の惑星にのみ生命が発生したとする。ブライアン博士は個々の惑星を内側
から順に P1, P2, P3… 及び Q1, Q2,Q3... と番号をつけて、生命発生の条件を理論的に考察してみた。
(1) ブライアン博士は「惑星の表面温度がある範囲にあれば、必ず生命が発生する」という仮説
を立てた。この仮説が惑星系 P と Qで成り立っているだろうか。惑星系 P と Q の個々の惑
星の表面温度を次の図1に示す。ここで、生命が発生した惑星 P2 と Q4 は白抜きの記号で表
す。ブライアン博士の仮説を否定する条件を、下から一つ選べ。
表面温度
(°C)
350
300
250
200
150
100
50
-50
- 100
- 150
△
1
U
1
1
2
3
4 5 6
7
惑星の番号(内側から7番目まで)
図 1 惑星の内側からの番号と表面温度の関係
① P1 の表面温度は Q1 より低く、 P2 より高い
②P2 の表面温度はQ3より低く、 Q4 より高い
③ P3 の表面温度はP2 より低く、 Q4 より高い
4,
P4の表面温度は P5 より高く、 Q4 より低い
■□ 惑星系 P
▲ △ 惑星系 Q
答え(