ふと自分がどこから来てどこへ行くのか不
安になるときがある。
はいつの日のことだっただろうか。道徳の時
間に「生まれてきてくれてありがとう~助産師
からのメッセージ」という題で授業があった。
事前にアンケートがあったのだが、「今の我が
子に向けてのメッセージ」という項目があっ
た。そこで私は、母にこの質問に答えて貰っ
た。回答は「自分の心が動く方へ行きなさい。
あなたの選んだ道はきっと明るい未来が待って
いるよ。」というものだった。なんと縞麗な言
葉だろうと思った。心にすっと馴染んで私の心
を癒し、豊かにしてくれた。それもその時自分
が悩みを抱えていたからかもしれない。自分の
選ぶ道、自分が進みたい道が明るく見えた気が
する。
ただでさえ自分にとって節目である年なのに
今は更にコロナ渦で前すら見えない。前の見え
なかったことは何度もあった。些細なことから
大きなことまで.しかし、その時々で何とか立
ち直ろうとしてきた。そうして数多くの道の中
から選んできた道を私達は歩んできた。時には
人の命さえ奪ってしまうような道だってあっ
た。逆に大成功への道もあった。しかし、こう
して今の私たちまで脈々と受け継がれてきた。
私たちはこれからもそうして行くのだろうと思
う。前の見えない道がなんだ?そんなものいつ
だってそうだ。未来を創っていくのは私たち
だ。どんな道を選んだって良い。その先には幸
せが待っている。だって未来はミチなのだか
ら。