まず、牛(ネーデルラント)にフェリペ二世が乗っていることは彼が牛の飼い主、つまりはネーデルラントを属領にもつ君主であるということを表しています。
ネーデルラントはプロテスタントよりだったためもあり、フェリペ二世の統治に不満を募らせていました。
そしてネーデルラントとスペイン王国との間に緊張状態が続く中で、スペイン王国から派遣されていたネーデルラント総督アルバ公(フェルナンド・アルバレス・デ・トレド)が「血の審判所」と呼ばれる機関をつくり、異端審問によりプロテスタントを弾圧しました。この出来事を風刺画では、アルバ公が牛(ネーデルラント)から搾乳する、という形で表されています。これにより反乱が始まります。
反乱の中心人物はネーデルラントで有力であった貴族、オラニエ公ウィレム一世です。そのため風刺画では、オラニエ公がフェリペ二世の牛(ネーデルラント)の角を掴んで動かそうとするという形で反乱を表していますね。
そして牛(ネーデルラント)の尻尾を掴み、糞をかけられている人物、アランソン公フランソワはフランスの王位継承者です。アンリ三世とユグノー戦争で対立し、プロテスタント側に立ちましたが、後に立場が悪くなるとカトリック側に立ちプロテスタントを弾圧したという人です。また独立戦争初期にオラニエ公からネーデルラントの君主になるように要請されたので風刺画に登場したのだと思います。
最後に、エリザベス一世が牛(ネーデルラント)に草を与えるという行為は、イギリスによるネーデルラントへの支援を表しています。
さて長々と書きましたが、これを読み要約して頂ければ幸いです
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