面白いグラフですね。いつのデータなのかがわからない点は良くないですが。
ドイツを例に考えると、外国から1908百万ドルの工作機械を輸入していますが、国内で生産した工作機械の販売額は9750百万ドルで、そのうちの半分以上は輸出にまわっています。
だから、工作機械を輸入してはいるけれど、国内での生産が多く、半分以上を輸出している、と言う特徴がわかります。
Aも、数字は違いますが、同じ特徴ですね。
ところが、Bは、国内での生産額はAよりも多いですが、輸出よりも国内消費の方が多くなっています。
Cは、国内での生産額も輸入額もかなり少ないです。国内消費が少ないということは、国内での使用があまり進んでいないことにもなります。
工作機械は、ものをつくるための機械で、高度な技術が必要です。
ですから、輸出が盛んなのは、より高度な技術を持っている(他の国からも買ってもらえる機械をつくれる)国です。
以上のことから考えると、
Aは、高度な技術を持つ日本。
Bは、工作機械を使った工業生産が盛んだけれど、高度な技術が必要な工作機械の輸出はまだまだである中国。
Cは、工作機械の使用がまだ進んでいないトルコ。
というように考えられます。