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ロックの思想で、アメリカ独立宣言に強い影響を与えたのは抵抗権(革命権)の考え方です。
ホッブズが唱えた社会契約説は、人民は自然状態の「万人の万人に対する闘争」の状況を回避するため、主権を国家に譲り渡し、社会の秩序を守る契約を結んだというものです。
しかし、ロックは実際に国家が必ずしも人々の自然権を守ってくれるわけではなく、チャールズ1世やジェームズ2世のように暴君が現れて人々の自然権が脅かされることもあると指摘します。そこで、もし国家が人民の自然権を守らない場合、人民は社会契約を破棄して国家を打倒して新たな国を選ぶ権利があるといいます。これが「抵抗権(革命権)」です。
ロックの統治二論は名誉革命を擁護するために書かれた論文ですが、この抵抗権(革命権)の考え方はアメリカ独立宣言に強い影響を与えました。アメリカ独立宣言には、以下のような一節があります。
「いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的(※)に反するようになったときには、人民は政府を改廃し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有する」※政府が人民の生命、自由、および幸福追求を含む不可侵の権利を守ること
まさに抵抗権(革命権)について言及しています。