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＿ロシアのバルカン半島進出を、イギリスが恐れたからです。
【理解に必要となる知識①：Readiness①】
＿オスマン帝国の急激な領土拡大。
＿1300年台に、アナトリア(小アジア)から興ったオスマン帝国が、急激に領土を拡大した。
＿以下のウェブ・コンテンツ等を参考にして、オスマン帝国の領土拡大の様子を復習して下さい。
https://industry-co-creation.com/management/63252
【理解に必要となる知識②：Readiness②】
＿当時のロシアは帝国主義で南下政策を取っており、バルカン半島を領土とすることを狙っていた。
＿これは、冬でも凍らない、不凍港を熱望していたロシアの悲願でもあります。
＿地中海に通じる黒海、及び、地中海沿岸地域、自体を持てば、1年中大西洋へと進出する事が出来るからです。
【理解に必要となる知識③：Readiness③】
＿当時のオーストラリアは、イギリスの言いなりだった。
＿ざっくり、アメリカに嫌われると不利益が大きいので、アメリカの言うことは殆ど受け入れる戦後の日本と、アメリカと、の、様な関係性が、当時のオーストリアとイギリスとの関係性です。
＿イギリスに経済的に喰い物にされていたのが、当時のオーストリアです。
【理解に必要となる知識④：Readiness④】
＿バルカン半島は、色々な国々が狙っていた。
＿帝国主義やら、植民地主義やら、で、新しい領土・植民地の拡大を狙う時、遠くの新しい植民地を狙うよりも、近場で領土を拡大出来た方が効率的な訳です。
＿バルカン半島は、色々な民族が住んでいて、度々争いが起こっていて、国境がすぐに変わる地域でした。
＿そして、イスラームの人々は、あまりいませんでした。
＿イスラームの人々は、自分達の土地は神から与えられたものである、と思っていますので、それを奪われる、と言うことは、神の否定にあたるので、土地を奪われると命を掛けて奪い返しに来ます。てすから、イスラームの土地にはあまり手出しをしたくはなかったのです。
＿そんな訳で、色々な国々が出来て、ヨーロッパで最後に自国の領土を拡げられそうな地域がバルカン半島だった訳です。
＿そんな訳で、イギリスは、バルカンを自分のものにする目を残したくて、手下のオーストリアと手を組んで、ロシアの進出を防いだのです。
【訂正】
＿「当時のオーストラリアは、イギリスの言いなりだった。」：誤→「当時のオーストリアは、イギリスの言いなりだった。」：正。誤変換です。