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(6)で電圧を上げた場合、グラフが平行移動になる理由がよく分かりません

146. 〈ブラッグ反射と金属からの光の発生> 図1は,真空中で金属単結晶試料に10~100 eV 程度のエネルギーをもつ電子線を照射して、試料 から反射される電子または放射される光を測定す る実験装置である。 装置には, 試料に対して一定 のエネルギーをもった電子線を照射する電子銃, 反射された電子を検出する電子検出器, および放 射された光の強さと波長を測定する分光器が取り 電子 BEY 電子銃 分光器 図 1 金属単結晶 検出器 電子
つけてある。 金属単結晶試料は任意の方向に回転できる。 次の問いに答えよ。 プランク定数 h, 真空中の光の速さをc, 電子の質量をm, 電気素量をe(>0) とする。 入射電子線 図2に示すように, 金属単結晶では原子は規則正し く配列し,その原子面間隔がdであるとする。 この原 子面に対して, 図に示すように角度で入射した電子 線の回折を考える。 (1) 入射した電子線を波と考え, その波長を入とする。 エネルギーを失わずに図2のように反射した電子線 122 19 電子と光 が干渉して強めあう条件を, 入, h, c, m, e, 0, dの中から必要なものを用いて表 だし,電子線が金属単結晶中に入るときに受ける屈折の効果は無視せよ。 (2) 運動エネルギーEをもつ電子の波長入を, E, h, c, m, e の中から必要なものを用いて 表せ。 (3) 図1の実験装置で,電子銃から試料に対して電圧 V で加速した電子線を照射したところ。 電子線と電子検出器のなす角度がαのとき,強い電子線の反射が観測された。この電子線 の回折に関与している最も小さな原子面間隔を da とするとき, da を V1, h,c, mea の中から必要なものを用いて表せ。 発光強度 反射電子線 (4) (3) , α=120°, da = 0.22mm の場合の入射電子の運動エネルギー Ee を, eV単位で具体 的に求めよ。 ただし, プランク定数h=6.6×10-34J・s, 光の速さ c=3.0×10°m/s, 電子 の質量m=9.1×10-31kg, 電気素量e=1.6×10-1°C として,有効数字2桁で答えよ。 1nm=1×10-m である。 A1 図2 (5) (3) と同様な回折現象は, 電子線のかわりにX線を用いても観測できる。 (4) の回折条件 (α=120°, da = 0.22nm) を満たすX線のエ ギー Ep を, eV単位で有効数字2桁まで求 めよ。 必要ならば (4) で与えた定数を使うこと。 次に, (3) の実験条件のままで, 分光器のス イッチを入れて試料からの発光を調べたとこ ろ, 図3に示すような連続的なスペクトルが 観測され,その最短波長は 入であった。 図 中,縦軸の発光強度は, 一定時間当たり検出 される光子の数である。 この発光現象を光電 効果の逆過程と考え、次の問いに答えよ。 (6) 同じ加速電圧を保ちながら, 一定時間当たり電子銃から照射される電子の数を2倍にし た。このときの発光の強度と波長の関係を、図4に実線 (-) で書きこめ。 このとき 発光の最短波長 入* を図中に示すこと。 次に, 電子銃からの電子の数をもとにもどし、加 速電圧 V より大きな V2 に変えた場合, 検出された発光の最短波長は12であった。こ のときの発光の強度と波長の関係を図4に破線(--------) で書きこめ。 このときの大 まかな位置も示すこと。 また, 解答にあたって留意したことを図中に書きこむこと。 (7) この金属の仕事関数 W およびプランク定数んを, V1, V2, A1, 2, c, e の中から必要な ものを用いて表せ。 〔東北大] 図3 波長 原子面 発光強度 AL 図 4 波長
になるから。 ント 146 〈ブラッグ反射と金属からの光の発生〉 (3)αとの関係と三角比の関係式を用いて(1) の結果を変形する。 Cost 20 (6) (7) 光電効果の逆過程でも, 光電効果の関係式 (エネルギー保存) が成りたつ。 (1) 図のように,結晶の第1面と第2面で反射した電子線の経路差 2dsin0 2dsin0=nd (n=1, 2,3,..) が波長入の整数倍で強めあうから (2)電子の速さをvとする。E=12mv² に 2m をかけて2mE=(mv)2 よって mv=√2mE (3) 電子は電子銃から eV の仕事をされるから E = eVi h よって, 波長入は入= √2me V₁ 図aより,経路差は, 2dacosmo となり ※A, 最も小さな原子面間隔のとき 経路差は最短で, n=1のときであるから h 2dacosm=1×1=- √2me V₁ (4) eVi=Ee として, (3)の結果より h √2mEe Ee= また、電子の波動性より = 6.6×10-34 120° 2dacosmo 2×0.22×10-cos- 2 (3.0×10-24 ) 2 9.0×10-48 2m よって Ep=- a 2 eV₁=h-W A1 1eV=1.6×10-19J なので Ee= (5) X 線の波長を 入x とすると光子のエネルギーの式より Ep=hom (3)の干渉条件を用いて 2dacos/10/2=1x hc 2da cos よって da=- (6) 図b のようになるB。 (7) 光電効果の式 C を用いて 156 物理重要問題集 2×9.1×10-31=4.94…. ×10-18J 4.94×10-18 1.6×10-19 6.6×10-34×3.0×10° 2×0.22×10×1 9.0×10-16 eV₂=h-W ......2 λ₂ ②式①式より n=e(V2-Vi)asiz c(λ₁-λ₂) を①式に代入して W=- |=9.0×10-16J=- 1.6×10-19eV=5.625×10² ≒5.6×10°eV h 2√2me V₁ cos- 発光強度 (Vidz-Vid シュー入 h h mo √2mE = 3.0×10-24 ≒3.1 x 10eV λ2 左に 平行移動 R λ₁ 入 A a 図 b 強度2倍 dsino=dcos 波長 図 a ◆A 20=-α より sin0=sin()= cos ←B 光電効果の場合, 照 射する光子の数を2倍にする と, 飛び出す電子の数は2倍 になる。 光電効果の逆過程と いうから、電子の数を2倍に すると発光強度(光子の数) は2倍となる。 電子のエネル ギーは変化しないから、 最短 波長は変わらず *=入で あり,実線のようになる。 加速電圧のみを大きくする と電子のエネルギーが増加し, 光の最短波長も短くなる, す なわち A2 <入となり、電子 の数は変わらないから, 光子 の数も変わらず、破線のよう になる。 C 光電効果の式 hv=W+K より h=W+eV (イ) (ウ
原子 光電効果 物理

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