第一次世界大戦の際、ヨーロッパ戦線と離れた位置にある極東の日本は実質的な参戦は出来ませんでした。なのでドイツ権益のあった山東省にどさくさに紛れて侵攻して横取りをします。そして戦後のヴェルサイユ条約締結の際最初は返還するよう中国は求め、アメリカなどからもケチを付けられるのですが、日本は人種差別撤廃案と呼ばれるものを提案します。
簡単に言えばウィルソンが提唱した民族自決主義をアジアやアフリカなどの有色人種にも拡大しよう、即ち植民地とかダメだよねって言う内容のものです。
無論日本も人種差別撤廃なんて興味無いのですが、外交のカードとしてイギリスやアメリカが嫌がることを言って、そして自らこれを取り下げます。こうして借りを作っておいて、中国が「山東省返せ!」と言ってきても、アメリカやイギリスが「そうだそうだ」と言いづらくしてまんまと山東省権益をゲットするわけです。
とは言えその後の9カ国条約で山東省権益は返還されるのですが。
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