たとえば
3x²-15x+18=0
という方程式は、
変形して
3(x²-5x+6)=0
因数分解して
3(x-3)(x-2)=0
となります。
(この方程式が成立する)=(左辺が0になる)
というようになりますよね。
左辺はカタマリの掛け算だけで構成されています。
掛け算で0を作り出すには0をかけるしかありません。なので、(x-2)か(x-3)のどっちかを0にしなきゃいけません。
よってx=2、3になります。これが解です。方程式を成立させるxの値が解です!
この逆をしてください
x=p、qで左辺を0にできる
→ (x-p)(x-q)が左辺にある
展開して
x²-(p+q)x + pq
ですよねさぁ先頭はax²だったはずですがaが足りません。帳尻合わせにaをかけましょう
a(x-p)(x-q)=0
ということです
【前提】
(x+数字)のカタマリルール(p、q、rは数字)
0次式
数字
一次式
(x+数字)
二次式
(x+数字①)(x+数字②)
展開して
x²+数字x+数字
三次式
(x+数字)(x+数字)(x+数字)
展開して
=x³+数字x²+数字x+数字
このようなにn次式は
(x+数字)の固まりをn個かけると出来上がります。
《このルールを発見したのは昔の天才たちです。数字の部分に適当な数を入れて展開してみてください。このルールが成立します。》
なので、
x^2+bx/a+c/aが因数分解すると(x-p)(x-q)=0になる
と考えるより、
(x-p)(x-q)=0を展開すると、x^2+bx/a+c/aになる。
だから反対に
x^2+bx/a+c/aが因数分解すると(x-p)(x-q)=0になる
と考えた方がいいかもしれないです。
【今回の設定】
ax²+bx+c=0
の答えがx=p、q
【今回の見てわかる条件】
1、二次方程式である
2、xにpを代入しても0
3、xにqを代入しても0
の3条件です。
1、
左側は二次式なので!
(x+数字①)(x+数字②)の形になる
2、
x=pで0なので、
代入して
(p+数字①)(p+数字②)=0
この時どちらかの数字が-pなら両方0になりますよね!
3
x=qで0なので、
代入して
(q+数字①)(q+数字②)=0
この時どちらかの数字が-qなら両方0になりますよね!
1〜3から言えることは、
1の形で、片方の数字はpもう片方の数字がqになる
(x-p)(x-q)=0
《(x-q)(x-p)=0でもok》
ということです。
毎回こう考えるとだるいので、普通の人は
p、q代入して0になるんだから
(x-p)(x-q)=0の形やな!と覚えてます
x^2+bx/a+c/aが因数分解すると(x-p)(x-q)=0になるのはなぜですか。
もうそういうものなのでしょうか。