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公民で、アメリカと日本の貿易摩擦について誰か教えてください...

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一昔前の話ですね。
今は、IT関連で日本は負けまくっていますからね。
バブル景気のころ、IT革命がまだ始まっていないとき、日本は、自動車と家電をアメリカに売りまくっていました。
当時、米ソ冷戦の真っ只中であり、アメリカは、極東の同盟国である日本に甘かったので、アメリカで物を売って儲けまくっていた!

潮目が変わったのは、冷戦終了後、軍事費によるソ連が財政難で崩壊しましたが、アメリカも財政は良くなかった(双子の赤字:貿易赤字と財政赤字)。
財政赤字は、軍事費を削ってなんとかするにして、貿易赤字は、アメリカとの貿易で儲けている国をどうにかしなくてはならなかった。
そこで、アメリカは日本との経済戦争に勝つように努力しはじめる。

とは言っても、急に産業が育つわけもなく、まずは、不買運動や、外交で圧力をかけてきた。言うこと聞かないと、自動車にとんでもない関税をかけるぞってね。自動車は関連産業が多いので、日本は、この難癖を飲まざるおえなかった。
その難癖の中には、日本で開発中のトロンOSの研究に水を差す物であった。トロンOSは無料のOSとして開発中だったが、その流れが止まった。

ここまでが、当時の貿易摩擦の流れ。

後日談
で、それから、時間がたって、アメリカに新しい産業が芽生えてきた。
トロンOSの開発を止めたとほぼ同時に、アメリカは、マイクロソフトのWindows95(OS)を発売し、世界シェアをとり、さらに、一儲けする。
さらに、軍事技術であったインターネットなどをどんどん民需に解放していく。そして、アメリカで、IT革命がおこる。
トロンOSで出鼻をくじかれた形の総合家電は、あん無茶な要求をされたら、商売にならないと、IT関連の研究より、既存の家電事業に注力するように舵を切っていく。
で、気がつけば、総合家電は、IT企業にステップアップできず、総崩れ。
日本はIT後進国になってしまう。

さらに、高度な産業はアメリカが持ち、ローテクの大量生産は、中国に投資することでアメリカは中国の工業力を育てた。
その事により、日本はアメリカと中国にはさまれる形で、どんどん、工業力を落としていって、今に至るって感じです。

で、日本たたきのために育てた中国が、今度は、経済やITの世界で、米中摩擦をおこしている。
アメリカは、今後は、中国に対して貿易摩擦を激化していくでしょうね。

米ソ冷戦 貿易摩擦 バブル景気 it革命
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