(1)ア 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 甲状腺刺激ホルモンを出しなさいって、脳下垂体に伝えるホルモン
(2)両方とも1番大事なことは書けていると思いますが、記述なので、どこまで書かないと×になるかはわかりません。
よって、もっと書きなさい、って言われるかもしれません。採点者によります。
私は記述苦手なので、○にわかりません。書かれていることは正しいですよ
続く
(b)甲状腺の障害
甲状腺が障害されると、甲状腺ホルモンが作れないからチロキシンの濃度が低下します
このままではいけないので、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌さ
れ、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激ホルモンが分泌されます。
正常なら、これでチロキシンの合成が起きるはずですが、チロキシンは作れません。
チロキシンを作りなさい、という指令が届いていないのか?と思った視床下部は、
また、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。
そして、甲状腺刺激ホルモンが分泌され、これでもチロキシンは作られないから
視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、という流れになります。
ということで、(b)では、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの濃度
が正常より高くなり、チロキシンの濃度は低くなります
(a)との違いは、(a)は甲状腺は正常だからヨウ素があればチロキシンを作れますが、
(b)は甲状腺の異常なので、チロキシンは作れません。
続く
(c)脳下垂体の障害
甲状腺機能低下症なので、とりあえず、チロキシンの濃度が低下しています。
このままではいけないので、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌さ
れます。正常なら、これで、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激ホルモンが分
泌されますが、脳下垂体に障害があるから、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激
ホルモンが分泌されることはありません。ということは、チロキシンも作られません。
チロキシンを作りなさい、という指令が届いていないのか?と思った視床下部は、
また、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌します。
でも、脳下垂体に障害があるから、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激
ホルモンが分泌されず、チロキシンも作られないから、
視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、という流れになります。
ということで、(c)では、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンの濃度は正常より高くなります
が、甲状腺刺激ホルモンとチロキシンの濃度は低くなります
(d)視床下部の障害
甲状腺機能低下症なので、とりあえず、チロキシンの濃度が低下しています。
このままではいけないので、正常なら、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが
分泌さますが、視床下部に障害があるから、脳下垂体から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモ
ンが分泌されません。ということは、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激ホルモ
ンが分泌されることもないから、チロキシンも作られません。
でも、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌しされません、
という流れになります。
ということで、(d)では、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンの濃度、
甲状腺刺激ホルモンとチロキシンの濃度は低くなります
続く
(4)答えはd
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを投与した後、甲状腺刺激ホルモンの濃度が投与前より
高くなるのは、どれ?
(a)甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを投与する前から、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン
は大量に(最大限)分泌されてますよね?ということは、投与する前から甲状腺刺激ホル
モンも大量に(最大限)分泌されてます。なので、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン
を投与しても、甲状腺刺激ホルモンの量は増えません
(b)(a)と同様の理由から、投与しても、甲状腺刺激ホルモンの量は増えません
(c)では、脳下垂体に障害があるから、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを投与しても、
甲状腺刺激ホルモンが分泌されることはありません。
(d)では、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されないことが原因で、
チロキシン合成までできませんでした。
ということは、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを投与すると、正常の時と同じ様に
甲状腺刺激ホルモンやチロキシンは分泌されるから、
投与前より、甲状腺刺激ホルモンやチロキシンの濃度は高くなります。
分からなければ質問してください
遅くなりました
(3)甲状腺刺激ホルモンの濃度が高いのはどれか?
答えはa,bです。
考え方
まず、正常な分泌のされかたを考えます。
まず、チロキシンが減少すると、視床下部から脳下垂体前葉に向けて
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。
それによって、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激ホルモンが分泌されます。
それによって、甲状腺からチロキシンが分泌されます
(a)チロキシンの合成に必要なヨウ素の欠乏
ヨウ素が欠乏するとチロキシンが合成できません。
すると、チロキシンの濃度が低下します
このままではいけないので、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌さ
れ、脳下垂体前葉から甲状腺に向けて甲状腺刺激ホルモンが分泌されます。
正常なら、これでチロキシンの合成が起きるはずですが、チロキシンは作れません。
チロキシンを作りなさい、という指令が届いていないのか?と思った視床下部は、
また、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。
そして、甲状腺刺激ホルモンが分泌され、これでもチロキシンは作られないから
視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、という流れになります。
ということで、(a)では、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの濃度
が正常より高くなり、チロキシンの濃度は低くなります
続く