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とても複雑ですので、政権の対立などに話を絞って簡潔に説明します。
まず今も続いてる内紛のキッカケが、大きな国の介入を招いた1979年として、４つの時代に分けて説明します。
① 親ソビエト政権 vs 反政府組織
キッカケは、ソ連がアフガニスタンに侵攻したことです。現地にあった社会主義勢力を支援し、ソビエト寄りの政権ができました。しかし、時代は冷戦。アメリカが武器を送るなどで反政府組織(ムジャーヒディーン)を援助し、内戦が続きます。結局、財政難になったソ連が1989年に撤退し、政権は1992年に崩壊します。
② タリバン政権と崩壊
ソ連撤退後は、内戦が続きます。その中で、過激なイスラム主義を唱えるタリバン政権が1996年に誕生します。
2001年にイスラム過激派組織アルカイダが、ニューヨークのビルなどに衝突するテロ事件を起こし（アメリカ同時多発テロ）、アメリカは報復としてアフガニスタンに侵攻、１ヶ月ほどでタリバン政権を崩壊させます。
③ 親アメリカ政権 vs タリバン
アフガニスタンには親アメリカ政権ができて、以後アメリカ軍が駐留するようになりますが、タリバンが国内で戦闘を繰り返し、20年間戦争を続けます。
④ 米軍の撤退決定〜現在
アメリカでトランプ政権ができると、米軍撤退を決定します。あとは現地の政権に任せるつもりでしたが、チャンスとばかりにタリバンが攻め入り、数ヶ月で親アメリカ政権を追い出し、タリバン政権を復活させました。しかし既に国内では反タリバン組織が結集を呼びかけられ、内戦が続くものと思われます。
経緯は以上のようになります。一言で言ってしまえば「ソ連やアメリカが介入したから内戦が続いている」ですが、複雑な民族構成による対立から、介入がなくても内紛が起こる地域です。もちろん、中学社会でここまで詳しいことは出ないのですが、現代社会の知識として知っておくことに損はないでしょう。
ありがとうございます＜(_ _)＞