この解説は私が答えた質問(ハラさんが質問していた問1~問3の問題)を先に見てから読んでください。
表より、血しょう中のグルコース濃度が2.0mg/mLの時は、ろ過されたグルコースはすべて再吸収されたため、尿中にはグルコースは出ていないことがわかる。
血しょう中のグルコース濃度が3.0mg/mL、4.0mg/mLの時は、ろ過されたグルコースの一部は再吸収され、再吸収されなかったグルコースが、尿中に排出されていることがわかる。
すなわち、『再吸収されたグルコースの量=血しょう中(原尿中)のグルコースの量-尿中のグルコースの量』ですよね。
血しょう中のグルコース濃度が2.0mg/mLの時
1分間にろ過される血しょうの量(原尿の量)は125mLであるから、
1分間にろ過される血しょう中(1分間に生成される原尿中)のグルコースの量は2.0[mg/mL]×125[mL]と表せますよね。
また、尿中のグルコース濃度は0mg/mLであり、1分間に生成される尿の量は1.0mLであるから、
尿中のグルコースの量は0[mg/mL]×1.0[mL]と表せますよね。
以上より、血しょう中のグルコース濃度が2.0mg/mLの時、1分間に再吸収されたグルコースの量[mg]は
2.0[mg/mL]×125[mL]-0[mg/mL]×1.0[mL]=250mg
血しょう中のグルコース濃度が3.0mg/mLの時
1分間にろ過される血しょうの量(原尿の量)は125mLであるから、
1分間にろ過される血しょう中(1分間に生成される原尿中)のグルコースの量は3.0[mg/mL]×125[mL]と表せますよね。
また、尿中のグルコース濃度は50mg/mLであり、1分間に生成される尿の量は1.0mLであるから、
尿中のグルコースの量は50[mg/mL]×1.0[mL]と表せますよね。
以上より、血しょう中のグルコース濃度が3.0mg/mLの時、1分間に再吸収されたグルコースの量[mg]は
3.0[mg/mL]×125[mL]-50[mg/mL]×1.0[mL]=325mg
続く
ありがとうございます!とても分かりやすかったです!苦手だった計算克服できました。本当にありがとうございます。
血しょう中のグルコース濃度が4.0mg/mLの時
1分間にろ過される血しょうの量(原尿の量)は125mLであるから、
1分間にろ過される血しょう中(1分間に生成される原尿中)のグルコースの量は4.0[mg/mL]×125[mL]と表せますよね。
また、尿中のグルコース濃度は175mg/mLであり、1分間に生成される尿の量は1.0mLであるから、
尿中のグルコースの量は175[mg/mL]×1.0[mL]と表せますよね。
以上より、血しょう中のグルコース濃度が4.0mg/mLの時、1分間に再吸収されたグルコースの量[mg]は
4.0[mg/mL]×125[mL]-175[mg/mL]×1.0[mL]=325mg
以上より、1分間のグルコースの再吸収量の最大値は325mg
分からなければ質問してください