推定は、「~らしい」に置き換えることが可能です。
例えば、「うちのチームが勝ったようだ」という文章の「ようだ」を「~らしい」に置き換えてみます。
「うちのチームが勝ったらしい。」違和感がないですよね。だから、この文章の「ようだ」という助動詞は推定です。
写真の問題の⑤の文章でも同じことをしてみましょう。
「探し物は見つかったようだ。」
「~らしい」に置き換えてみます。「探し物は見つかったらしい。」これも違和感がないですよね。
なので、この文章の「ようだ」も推定となります。
伝聞は、見分け方としては、終止形に接続しているかどうかです。例えば、「明日は晴れるそうだ。」という文章の「そうだ」は「晴れる」という終止形に接続しているので、伝聞だと判断することが出来ます。終止形とはつまり、文章の最後に持って行っても文章の意味が通ることが多いです。「晴れる」という言葉は、文章の最後に持って行っても違和感がないですよね。(例:明日は晴れる。)
もしも連用形に接続している場合は、その「そうだ」は様態だと判断することが出来ます。連用形は文章の最後に持って行っても文章の意味は通りません。例えば、⑧の文章「明日は雨になりそうだ。」という文章の「そうだ」は、「なり」という連用形に接続しているので様態だと判断することが出来ます。
以上の文章の内容をまとめると、
①「~らしい」に置き換えることができたら推定。
②終止形(文章の最後に持って行っても違和感がないもの)に接続していれば伝聞。
③連用形(文章の最後に持って行くと違和感があるもの)に接続していれば様態。
参考になれば、幸いです!
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