✨ Jawaban Terbaik ✨
かぐらさんこんばんは。
私は大学で医学を学んでいる者です。
消化酵素がないのになぜ脂肪を分解できるのか。とても鋭い質問ですね。
酵素の働きについてとてもよく理解されていると感じます。
さて、本題ですが、胆汁自体に脂肪を分解する能力はありません。
脂肪を分解する、その手助けをします。
水と油が混ざらないことはかぐらさんもご存じかと思います。
脂肪を分解する主役は、主にすい臓から分泌される酵素リパーゼです。
しかしリパーゼは水の世界にいるため、油の世界にいる脂肪と出会うことができません。
ここで登場するのが胆汁です。胆汁に含まれる「胆汁酸」は、水と油の世界を混ぜ合わせることができます。
胆汁酸のおかげで、油の世界の脂肪は、無事に水の世界のリパーゼと出会うことができます。
これでリパーゼも脂肪を分解することができるようになります。
ここからは余談です。
胆汁の通り道が詰まってしまう病気があります。総胆管結石症といいます。
胆汁が出てこなくなるため、脂肪が分解されず便と一緒に出てくる「脂肪便」という症状が起こります。
酵素を持たない胆汁も、脂肪を分解するのに不可欠だということがわかりますね(^^)