ノートテキスト
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太平記」 Date つらつら よくよく 了簡(りょうけん考え 後醍醐天皇は夢を見た。 よく考えれば「天の告げには 理由があるはずだ」と 文字 言葉 童子の言葉を占いなさると、 自分が再び天下を支配する のだということを解いた。 南面 天皇の位 朝す 朝廷に出仕する。 夜が明けたのでこの寺の 成就坊律師をお呼びになり 楠という名の武士の存在を ●合はす 夢占いで吉凶判断する。お聞きなさった。 する(怒る) 立派な ●後胤 (こういん) 子孫 錦帳は (きんちょう) にこです) 美しいとばり 玉 宝玉 やがて すぐに 律師の言うところによると 楠多聞兵衛正成という 族に優れた者がいるという それを詳しくお聞きになった 天皇は夢のお告げはこのこと かとお思いなさってすぐに 正成をお呼びになった。
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笈の小文 貫道 芸道などの基本精神を貫くこと 西行の和歌や宗祇の 連歌などの基本精神 風雅 文芸芸術/俳諧の道は皆同じ 進化 自然 定めなし はっきりしない 神無月 陰暦十月 自然に従い、四季を 友とする。見るもの 思うことは風流であり、 そうでない者は夷狄や 獣だ。 関送り 旅立つ人を見送ること 神無月初め、旅立つ 土産 私を多くの人々が 様々な形で祝福 してくれた。 したうづ(下巻) 靴下の類。 いとふ いやがる、避ける。 心なし(うらない) 安心している。 cf) こころなし 分別ない者、無情 まうけす 宴を催す ゆ 由緒
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栄花物語 かくて こうして さるべき しかるべき ありがたし 立派だ うち笑む。 ほほ笑む いつしか 早くも 御物語 おしゃべり 中宮が若宮を連れて 参内すると、女院は すぐ若宮を抱き上げた。 後で天皇が来たが 「男であったならなあ」 と人知れず思った。 中宮は出家の身である のでよそよそしく接するが 天皇は見るにたえない ほどの様子で中宮に つつまし きまりが悪い、気が引ける。接した。 けし よそよそしい。 ことわりなり もっともなことだ。 かたはらいたげなり 見苦しい
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Date 枕草子 わらふだ 円座とも。敷物の一種 使いの者から、円座 ほどの雪が残って 木守にもり) 庭木の番をする人. いると聞いて喜び 次の日を待ち遠しく かしこ しっかりしている。素晴らしい思っていたが、 心もとなし 待ち遠しい 翌朝にはすっかり 無くなっていて、 雪の様子を聞きに わびし 1やりきれない。 来た中宮には 折り櫃(おりびつ)檜の箱 はやく すでに あさまし 意外だ、情けない 言ひくんず しょげて言う ねたし くやしい, しゃくだ あまりごと もうけもの、余分 悔しさに満ちた 返答をした。
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太平記」 Date つらつら よくよく 了簡(りょうけん考え 後醍醐天皇は夢を見た。 よく考えれば「天の告げには 理由があるはずだ」と 文字 言葉 童子の言葉を占いなさると、 自分が再び天下を支配する のだということを解いた。 南面 天皇の位 朝す 朝廷に出仕する。 夜が明けたのでこの寺の 成就坊律師をお呼びになり 楠という名の武士の存在を ●合はす 夢占いで吉凶判断する。お聞きなさった。 する(怒る) 立派な ●後胤 (こういん) 子孫 錦帳は (きんちょう) にこです) 美しいとばり 玉 宝玉 やがて すぐに 律師の言うところによると 楠多聞兵衛正成という 族に優れた者がいるという それを詳しくお聞きになった 天皇は夢のお告げはこのこと かとお思いなさってすぐに 正成をお呼びになった。
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栄花物語 かくて こうして さるべき しかるべき ありがたい立派だ 中宮が若宮を連れて 参内すると、女院は すぐ若宮を抱き上げた。 後で天皇が来たが 「男であったならなあ」 うち笑む ほほ笑む と人知れず思った。 いつしか 早くも 御物語 おしゃべり 中宮は出家の身である のでよそよそしく接するが 天皇は見るにたえない ほどの様子で中宮に つつまし きまりが悪い、気が引ける。接した。 けし よそよそしい。 ことわりなり もっともなことだ。 かたはらいたげなり見苦しい
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栄花物語 かくて こうして さるべき しかるべき ありがたい立派だ 中宮が若宮を連れて 参内すると、女院は すぐ若宮を抱き上げた。 後で天皇が来たが 「男であったならなあ」 うち笑む ほほ笑む と人知れず思った。 いつしか 早くも 御物語 おしゃべり 中宮は出家の身である のでよそよそしく接するが 天皇は見るにたえない ほどの様子で中宮に つつまし きまりが悪い、気が引ける。接した。 けし よそよそしい。 ことわりなり もっともなことだ。 かたはらいたげなり見苦しい
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Date 枕草子 わらふだ 円座とも。敷物の一種 使いの者から、円座 ほどの雪が残って 木守にもり) 庭木の番をする人. いると聞いて喜び 次の日を待ち遠しく かしこ しっかりしている。素晴らしい思っていたが、 心もとなし 待ち遠しい 翌朝にはすっかり 無くなっていて、 雪の様子を聞きに わびし 1やりきれない。 来た中宮には 折り櫃(おりびつ)檜の箱 はやく すでに あさまし 意外だ、情けない 言ひくんず しょげて言う ねたし くやしい, しゃくだ あまりごと もうけもの、余分 悔しさに満ちた 返答をした。
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太平記」 Date つらつら よくよく 了簡(りょうけん考え 後醍醐天皇は夢を見た。 よく考えれば「天の告げには 理由があるはずだ」と 文字 言葉 童子の言葉を占いなさると、 自分が再び天下を支配する のだということを解いた。 南面 天皇の位 朝す 朝廷に出仕する。 夜が明けたのでこの寺の 成就坊律師をお呼びになり 楠という名の武士の存在を ●合はす 夢占いで吉凶判断する。お聞きなさった。 する(怒る) 立派な ●後胤 (こういん) 子孫 錦帳は (きんちょう) にこです) 美しいとばり 玉 宝玉 やがて すぐに 律師の言うところによると 楠多聞兵衛正成という 族に優れた者がいるという それを詳しくお聞きになった 天皇は夢のお告げはこのこと かとお思いなさってすぐに 正成をお呼びになった。
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