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古文

竹取物語

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tasaka

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ノートテキスト

ページ1:

No.
Date.
竹取物語
五
かぐや
誕生
たそうだ。
今はもう香りことだが竹取の
今は昔、取り
野山にわけ入って竹を取っては、 い々な事につかっていた。
野山にまじりて竹を取りつつ、よろつのことに使ひけり
名をさぬきの造といった。そのの中に根元の光る竹が一本あた。
名をば、さぬきの造となむ言かける。その何の中にも光
不思議に思って近寄って見ると、筒の中がえっていた。
あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
それを見ると三オぐらいの人が、たいそうかわいらしく座って
それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくし
翁が言うには「私が毎朝毎晩見る順の中にいらいるので知った。
言ふやう「われ剰ごとごとに見る間の中におけるにて知りぬ。
わが子になりになるはずの人のようだと言って手の中に入れて家へ持ってきた
子になりたまんべき人なり。とて手にうち入れて家へ持ちて来
妻の姫に任せて育てる。そのかわいらしいことこの上ない。
妻女り姫にあづけて養はず。うつくしきこと、かざりなし。
たいそう幼いので気に入れて育てる。
いをえなければ、籠に入れて養

ページ2:

竹取 翁といふ者ありけ
を示す助詞の省略
「あり」→ある
いる
けらげるけ
過去(伝聞
た(うた)
..
結びの法則
(助詞)
強
疑問・友語
強
已然
あやし(形容詞)…不思議だ
↓
2
No.
Date.
ちやしかる(詞)
とこと言って
などと思って
「たり」(たらたるため)
完了…た
ているていた
うつくし(形)→かわいらしい
ねたりーなる…すわる
おはす (尊敬吾
丁
完了
リ
知りぬ
○たまふ(尊敬・補助動詞
ださる・おになる

ページ3:

No.
Date.
取の翁が竹を取るとき、この子を見つけてからのちにを取ると、節と筋との間
竹取の翁を取るに、この子を見つけて後にを取るに、節を隔てて、
うつつに黄金の入っている所を見つけることが重なった。こうして翁はしだいに鳴るのに
なってゆく。
よごとに、黄金ある門を見つくること重りぬ。かくて、 や やう
この幼児は、育てるうちに、すくすくと大きくなってゆく。三ヶ月くらいになっ
この児、養うほどに、すくすくと大きになりまする。三月ばかりになる
一人前の大 人になってしまっためて、髪上げなどの万
ほどに、よほど好る人になり れば、髪上げなどととかくして
をあれこれ
仕上げさせ、
して身を上げざせを着せる。帳の中から一斉も外に出さず大切に育てる。
名帳の内よりもだまず、いつき養ふ。
この子の容貌の美しいことは世にまたとなく、家の中は暗い所もなく、
この児のかたちのきょうかなること世になく、屋内は暗き所
が満ちている。翁は気分が重く苦しいときも、この子をみると、
地悪しく苦しき時 も、この子を
なく光満ちたり。翁
苦しいこ もなくな
見れば苦しきこともやけぬ。腹立たしきことも

ページ4:

○かくて・・・こうしてこのようにして
○やうやう…だんだんしだいに
よほどなる人→年ごろの女性
いつく(斎く)(神に仕える)→大切にする
きよらなり…美しい(最上の美質・第一等の人物)
かたち
No.
Date,

ページ5:

No.
Date.
.
は、(黄金の入った)を取ることが長く続いた。(それで)勢力のある富豪になった
翁、笠取ること、久しくなりぬ。勢ひ猛の者になりにけり。
のだった。この子が十分一人前に成
一斉部の秋田をまねいて、つけ
この子いと大きになりぬれば、名を、御室
を呼んで
させる。秋田はなよのかぐや姫と命名した。このとき三旬、宴を開いて管弦
つけます。秋田、なよ門のかぐや姫とつける。このほど、三日、うち上げ
の遊びをするありとあらゆる音楽を演奏したのでれた
遊ぶ。よろづの 遊びをぞしける。男はうけきらず呼び集くて、
男は分け隠せずに呼び集めて、下そう盛大に管びをする。
いとかしこく遊ぶ。世界の果 てはるも、賤
-Spet
しきも
世の中の男は身分の高い者も低いるも、「どうにかして、このかぐや姫を
けど、このかぐや姫
見てしだな。と音 に聞き
妻にしたいものだ、結婚
めて感了。
したいもの
に聞き、心ひかれて思い

ページ6:

○音
No.
Date.
過
久しくなりぬ
どこになりぬれば
なりけり
とっけ?
・意図
ちぐし声をはりつける
※
管弦
かしこくしはなはだしく、盛大に
てなり
貴→身分が高い高墳だ。
いかでしてうにかして何かして
布したいものだ
→(男女が)昼
結婚する
すばらしさに心がひかれる

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