ノートテキスト
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<ギリシア哲学の流れ> 神話(ミュトス)の時代 アテネ民政のかくいつで ・政治的知識や弁論術が重視 No. ソフィストの時代 Date 神々の営みによって世界を説明 しようとする神話的世界観 ホメロス 『イリアス』『オデュッセイア』 ヘシオドス: 『神統記』 『仕事と甘々』 奴隷制によって時間のゆとり (閉暇スコレー)生まれる 自然哲学の時代 万物の根源(アルケー)は何か? ■ 哲学の対象はピュシス(自然) タレースは木 ヘラクレイトスは火 万物は 流転する ピュタゴラスは数(三平方の人) デモクリトスは原子(アトム) アナクシマンドロスは無限なるもの アナクシメネスは空気 エンペドクレスは土と水と空気 ● パルメンデス:「在るものは在り、 在らぬものは在らぬ」 エレアのゼノン:「アキレスと亀」 市民に徳や弁論術を教えるソフィスト 哲学の対象はピエシス(人為的なもの) プロタゴラス「万物の尺度は人間」 (個々の人間の判断が基準となる) ゴルギアス:弁論術を教える 認識や真理は相対的なものであると する(相対主義) ソフィストたちの術によって 政治に陥る ↓ 人間として善く生きることを説く ギリシア三大哲学者の時代 ①ソクラテス:問答法 無知の知 ②プラトン イデア論 アリストテレス:イデア論批判 ポリス社会の崩壊 世界国家の市民 コスモポリタニズムの時代 エピクロス派(快楽主義) ストア派(禁欲主義)
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よく生きること ソクラテス デルフォイの神託(お告げ) 「ソクラテス以上の者はいない」 ↓ 自分よりも知恵がある者を訪ねて問答を繰り返す 結果 自分は無知であることを自覚している点において 自分の方が彼らよりも賢いということを知った。 格言「汝を知れ」 と結びつける。 ・無知の自覚(無知の知 こみ(ドクサ)から解放で真の知(エピステーメー)へ 問答法で人々を真の知へ導く 徳とは魂(プシュケー)を 可能な限りよいものにすること 魂への配慮 徳を知ることなく徳は耳につかない「彼は知である」=知徳合 真の知は現実の行為に必ずつながる知行合 徳を身につけよく生きることが幸福である福徳致 ただ生きるのではなく ソクラテスの志のレイア プラトン 二元論…現象界(変化)とイデア用(不変不滅) (1)エロースとアナムネシス エロースとは…完全なもの価値あるものを 求める愛のこと。 魂のイデアへの憧れ。 イデア界を真似たものを現象界で目にする。 学園アカデメイア創設 ← イデアが思い起こされる 想起(アナムネシス) (2)三階級と四元徳 ◆洞窟の比喩 人間は洞窟の中で 縛られて影会を見て いるのに過ぎない。 命令 制御 理性 知恵 (統治者 哲人政治を 気概 勇気 防衛者 これこそが 説く。 理想の国家 欲望 節制 生産者 正義
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アリストテレス 分類 プラトンの弟子。but イデア論批判 (1)形相と質料 本質は現実の事物に内在している。 形相(エイドス)+質料(ヒュレー) 学園リエクイオン創設 最高善=幸福 =実体(ウーシア) (2)徳中 =観想(テオーリア)的生活 性格的徳…思慮と深いつながり、 形相が質料の中に 可能性として含まれている 状態を可能態 ↓ 可能性が形とした 実現した状態を現実態 知性的徳教育学習による 過度と不足の間(中庸)を選択 <ヘレニズムの思想>前 アレクサンドロス大王 ポリス崩壊→世界帝国へ → コスモポリタンズム → 個人的・内面的な自由と平安のうちに幸福を見出そうとする。 キプロスの ゼノン ストア派は禁欲主義 ・禁欲的生活情念(パトス) を抑制した状態が幸福 目指すのはアパティア (死の恐怖や怒り、情念に欲望に左右 されることのない全く自由な境地) ローマ人に受け継がれる <世界市民主義) コスモスの一員である。 エピクロス 自然法 エピクロス派は快楽主義 精神的な、生涯続く 一時的でない快楽 こそが幸福である。 目指すのはアタラクシア (肉体や死の恐怖を離れた心の平静 心の平静を保つためには 動揺のもととなる世俗から キケロ、セネカ、エピクテトス、 マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝 2 「隠れて生きよ」 「自然に従って生きよ」
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ユダヤ教 ①選民思想 イスラエルの民は神ヤハウェによって 特別に選ばれ、契約を結んだとする考え. ② 「旧日和聖書』 モーセに率いられた No Dat ヘブライ人が出エジプト シナイ山で「モーセの十戒」 神の約束の地カナーン (パレスティナ) 救済されるには神から授けられた律を 守らなければならない。 ③厳しい律法主義 バビロン捕囚 ↓ パリサイ派など メシア(救世主)の待望 ヤハウェは裁きの神として審判を下す。 怒れる神 イエスの思想 ①ユダヤ教の律法主義批判 ただ外面的・形式的に律法を ゆれば良いわけではない。 ②神の愛(アドペー ユダヤ教では罪人・病人異邦人 は差別↑ なら左の さ 重要なのは神の愛と隣人愛によって 神の受付絶対的なもの 正しいことをする。律法の内面化 慈悲深い無償の愛 隣人を自分のように愛せよ」→キリスト教の 黄金律 神の前の平等・下層民への救いも あるはず 食や差別されている人 に寄り添って山上で説教を行った 山上の垂訓 神の愛に神の国(心の中) を信じ、喜ばしい知らせ(福音) を告げる。 キリスト教の誕生 律法主義のパリサイ派や 「最後の晩餐」 祭司たちの反感を買う. 使徒の裏切り →十字架刑 →3日後に復活して昇天 イエスこそが救世主(メシ)…!! ギリシャ語でキリスト キリスト教のたんじょう
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キリスト教の歴史 ①原始キリスト教 パウロ 異邦人の使徒 もとはパリサイ派の律法主義者 回心してキリスト教徒となる。 贖罪思想 ・イエスの死は全人類の 原罪をあげなうための贖罪である。 信仰義認説 →神の愛と恩能によって与えられる「信仰」 によってのみ、人間は義とされる。 キリスト教の三元徳・信仰・希望・愛・ 信仰によって区別なく救われる。 救われるという希望を持つ。 愛(アガペー)を大切にし、実践。 →これをギリシア哲学の四徳 (知恵・勇気・制・正義)の上に位置づける。 ペテロ ローマ教会の創設 「初代教皇」 『新約聖書』 イエスの死と復活によって 帯の迫害 で殉教 結ばれた新しい救いの約束。 4つの福音書、使徒行伝、書簡、 ヨハネの黙示録 ②キリスト教の発展(313年ミラノ勅令で公認~) 教義論争や異端問題の解決・・・・・ マニ教からの回心 a.教義の統一 アウグスティヌス 三位一体説「父なる神」と 「なるイエス」と「聖霊」の 」の3つは同質(一体) 最大の教父" 『神の国 『録! b.教父哲学(教会権威の確立) 新プラトン主義+キリスト教思想で 教会の正い教え(正統主義)の確立に尽力した。 恩寵(予定)説 人は原罪の重さから逃れられない。 これから救われるためには神の恩寵を待つしかない。 「神の国』と地上の国... 全人類の歴史は、神に創造→最後の審判(終末)まで 神の国(神の愛)と地の国(自己愛)の戦いの歴史、
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C.普遍論争とスコラ哲学 本質(概念)が先か?存在(事)が先か? ①実在論VS唯名論 普遍概念は存在するのか? 実在論:信仰が先 先立つのは神や普遍といった 概念である(概念は存在) 唯名論理性が先 先立つのは具体的な事物 トマス・アクィナス ↓ 概念は個物を示す単なる この概念が事件物として成立。名前に過ぎない。 プラトン的(イデア→現象界) アリストテレス的(本質は事物に内在) 主著『神学大全』 アンセルムス アベラール トマス・アクィナス ウィリアム・オブ・オッカム 「哲学は神学の女」 ②スコラ哲学 トマス・アクィナスによって大成 キリスト教の信仰(神学的真理) ↓するもの 理性:アリストテレス哲学(哲学的真理) 根本的には相反しないとして 2つを調和 ギリシア哲学(理性)によって キリスト教教義(信仰)を理解
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倫理 イスラーム〜仏教
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めっちゃ絵上手いですね!!!
授業、全然分からないのですが、
このノート見たら大体理解できました。
テストの参考にします!
コメント失礼します!ソフィストの時代の哲学の対象はノモス(人為)だと思いました!違ってたらすみません…
すっごく助かります‼ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
理沙さん ありがとうございます(^O^)!
そう言ってもらえて嬉しいです
見やすくて絵がめっちゃ上手ですね!