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第3章現代の民主政治と社会 第1節現代の民主政治 1.民主主義と政治 ◎(政治)とは 対立や争いと解決するために決まりを定め、解決に導くこと。 一般には、国や地方公共団体(都道府県や市区町村)が行う政治をいう。 ◎(民主主義)とは、物事を決めるとき、みんなで話し合い決定するという方法。 すなわち、一人一人を尊重することも個人の尊重)が基本 <多数決と少数意見の尊重〉 話し合いの方法 ◎(直接民主制)・・・みんなが参加して話し合うやり方。 ○みんなの声が聞ける →公正 効率 ※時間、場所がない→ ◎(間接民主制)・代表者と選挙で選び、その代表者が政治を行うやり方。 (議会制民主主義)ともいう。 ○効率 ×みんなの声が聞けない→公正でない。 凸 多くの国では(間接民主制)のやり方を採用しており、我が国でも、「憲法前文で 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し from としている。 *十分話し合いをしても意見が一致しない場合は、最後は、多数の意見に行うことが一般的。 このことを(多数決の原理)という。 <多数決で決める際の注意事項> 結論を出す前に少数の意見も十分に聞いて、できるだけ尊重することが必要。 (少数意見の尊重)
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2.政治参加と選挙 <政治参加としての選挙〉 ◎日本の選挙制度は、(公職選挙法)に定められている。 ◎政治について同じ考えを持つ人々がつくる団体を(政党)という。 特に国会議員は、政党に所属し、政党を中心に行動することが多い。 <選挙の基本原則> T(普通選挙)・一定の年齢に達したすべての国民に選挙権が与えられる。 2.(平等選挙)…すべての有権者の一票を同価値として平等に扱うことも一人一原制) 3.(直接選挙)・・・有権者が代表者を直接に選挙する。 4.(秘密選挙)…有権者が無記名で投票を行うこと。 →どの政党や候補者に投票したのかと他人に知られない。 <日本の選挙制度> 1つの選挙区から1人の代表を選ぶ(小選挙区制)、2人以上を選ぶ(大選挙区制)、 政党の得票率に応じて議席を配分する(比例代表制)などがある。 ○きょり ・小選挙区制 ・大選挙区制 比例代表制 ○死票やや少 大政党が当選しやすい ○死票少 × きょり遠 × 小政党でも当選 →政局不安定 →政局が安定 × 死票 *現在の衆議院議員と参議院議員の選挙方法 [衆議院」(小選挙区比例代表並立制)によって選出 →小選挙区制(定数289人)と全国といのブロックに分けて行う比例代表制(定数176人)と 組み合わせて選ぶ方法。 [参議院] 3年ごとに定数の半分ずつが選挙 (選挙区制)都道府県を選挙区として1人~6人を選出する方法。 定数147人 (比例代表制)全国を1つの単位として選出する方法の 定数98人
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<選挙の課題①> *選挙に行かない(棄権)が多い。 →「選挙へ行っても何も変わらない」という無力感や「政治家は信頼できない」という不信感から 政治への関心が低くなっている。 ○国民の多くが選挙へ行かなければ、どのようなことが生じるだろうか? →一部の人たちによって政治の大切なことが決められてしまう。 ○投票率をあげるための工夫例 →投票日前に投票できる期日前投票 <選挙の課題②> 各選挙区の議員一人あたりの有権者数が異なるこ(一票の格差) →一票の価値に格差が生じる 2014年の総選挙では最大で2129倍の格差 凸 最高裁判所の判決 (法の下の平等)に反する状態も達憲状態)とされ、選挙制度改革が議論されている。 〈政治参加のさまざまな方法> 1.選挙での投票 2.選挙への立候補や選挙運動の手伝い 3.条例制定やリコールなどを求める直接請求 4.議員や行政機関への請願や陳情 5.公職会や審議会への参加 6.政党の活動への参加。 7.大衆運動(集団示威運動)への参加 8.マスメディアの世論づくりへの参加 9.(情報公開制度)などを利用した調査・監視 10.インターネットによる情報収集や意見表明・交換など 〈被選挙権を得る年齢> 国会議員 被選挙権 衆議院議員 25歳以上 130 地方公共団体 知事 30歳以上 市区町村長 25 「議会議院 25
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3. 政党と政治 <政党の働き〉 ◎(政党・政治で実現したい理念や達成しようとする方針も政策)について、同じ考えを持つ人々が作る団体 ↓働き (1)国民の様々な意見を集約して、政治に反映させる。 (2)政治の働きや政策と国民に知らせる。 (3) 将来のリーダーになりうる人材を探し、育成する。] <政党政治> (政党政治)とは、議員は政党を中心に活動し、複数の政党が議席を争いながら行われる政治の 2つの政党が議会のほとんどとしめる(二大政帯制)やろう以上の主要政党が存在する(名刺)などがある。 *首相がいる国では、議会の選挙で最も多くの議席を獲得した政党の党首が首相になり、内閣を 組織する。 *内閣と組織し、政権を担当する政党を(与党)、それ以外の政党を(野党)というの *内閣が複数の政党によって組織されることを(連立政権)という。 <日本の政党政治 > ↓ ◎1955~1990年代はじめの約50年間、政権を担当してきた政党は(自由民主党)(55年体制) ◎1990年代~:さまざまな政党が結成と消滅をくり返しながら、多様な組み合わせの(連立政権)が成立 ↓政権交代 ◎2009年の総選挙:(民主党)が政権担当 ↓ ◎2012年の総選挙:(自民党)と(公明党)による連立政権が誕生 *多くの政党では、政権を担当したときに実施する政策やその実施方法などを明記した(政権公約) もマニュフェスト)を発表する。 国民はこの政権公約を比較して投票する政党や人物を決める。
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4.マスメディアと世論 〈世論とマスメディア> ⑥(世論):社会のさまざまな問題について、多くの人々によって共有されている意見。 すなわち、国民一人一人の意見である。 マスメディア: 世論調査を実施し、人々の意見を明らかにしていく。人々が正確な情報を基にして、幅広い見方 検討できるようにするためには、(報道(表現)の自由)が尊重されなければならない。 <メディアリテラシー〉 ◎新聞やテレビなどのマスメディアは、世論形成に大きな力をもつ。 →政治などに関する様々な情報を国民に伝える。 しかし、マスメディアが伝える情報は、各社の意見が反映されたり、不正確な場合がある。 凸 私たちに求められる力は、マスメディアから発信される情報とさまざまな角度から批判的に読み取るか =(メディアリテラシー) <公正な世論を形成するために) ◎政党や政治家:マスメディアを効果的に活用している。(テレビのコマーシャルなど) ↓ 私たちは、政治家や政党が発信する情報について、そのまま信用せず、政治について話し合い。 異なる意見もよく検討したうえで、公正に判断する(熟議)ことが大切である。 が
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