Japanese
國中
この回答だと部分点ですか?
答えは
人種、性別、年齢などの特性の違いによって差別することがなく、誰もが公平であり、平等である
です。
前提としたうえで差別されることなくなで
ても特性の違いが一人ひと
りにあること
1876
で
相
L
50
問4 多様性を尊重し合いとありますが、筆者の述べる多様性を尊重し合う
こととは、どのように考えることですか。 次の空欄にあてはまる内容を、
特性、差別の二つの言葉を使って、四十字以上、五十字以内で書きなさい。
ただし、二つの言葉を使う順序は問いません。
障害の有無や
40
50
90
と考えること。
SAITAMA
(中略)
第六章 説明的叉
| 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
SDGsとは二〇一五年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のた
めの2030アジェンダ」です。これは二〇三〇年までに全ての国連加盟国が
達成を目指す国際目標で、全部で「セの項目(目標)があります。 この数年で認
知が広がり、学校の授業や一部の企業でも取り上げられることが増えてきまし
たとえばその一つ目は、「あらゆる場所であらゆる形態の貧困をなくす」です。
貧困にもいろいろな形態があります。日本でも相対的貧困や子どもの貧困など
が注目されていますが、生活費がないという意味だけに留めず、憲法の第二五
条第一項で規定された「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む
権利を有する」という条件が奪われていることまでを貧困と定義してはどうか
と私は提案しています。
いまの社会では、多くの問題がグローバル化して、自分の足もとの問題が地
球規模の問題とつながっています。世界の問題と捉えると解決が非常に困難に
見えますが、逆に、自分の足もとをしっかり見れば、グローバルな問題が見え
てくるのです。見えてくれば、その目の前の小さなことから取り組んでいくこ
ともできるはずです。
発想はグローバルに世界規模で考え、でも行動はローカルに住んでいる地域
や身の回りでできることから実践していく。グローカルという言葉も生まれて
きました。
○自分が実際に行動したことが世界とどう関わっているかを考える。 世界で起
こっていることが自分の仕事や行動とどうつながっているかを考える。 このよ
うなマインドセットを持つことが、 これから必要になっていきます。
「食べ物を無駄にしないようにしようね」「これは肥料にすることもできるね」
「自分たちで作れば買わなくてもいいね」などと普段から気をつけて生活する
ことで、子どもたちは自分の暮らす地球の環境について深く考えるようになっ
ていくでしょう。
地球環境をなんとか二二世紀につなげたい。 どんな地域の人も幸せに生きて
いける社会にしたい。 ジェンダーギャップをできるだけ埋めたい。障害を持っ
ていても生きていてうれしいと思える社会にしたい。
そう思え、 そうなるためには、自分は何をすればいいのかを学ぶ。それが、
学びの大きな目的の一つだと思います。
9 SDGsでは、「誰一人取り残さない」という理念も掲げられています。 そ
のために欠かせないのは、ダイバーシティとインクルージョンという概念です。
ダイバーシティとは、「多様であることを認める」だけでなく「多様である
ことこそが豊かである」という考えです。 私たち人間は本来とても多様な生き
物で、地球上には多様な生物が共生しています。逆に言えば、均一であること
は豊かとは言えません。
インクルージョンは日本語では「包摂」と訳されます。 SDGsの四番目も
「あらゆる人に包摂的かつ公正な質の高い教育を」と訳されていますが、これ
では意味がわかりづらいかもしれません。私はインクルーシブ、インクルージョ
ンという言葉のままで使うことが多いのですが、それは、多様性を尊重し合い、
共に成長することを意味します。
特性の違いが一人ひとりにあることを前提としたうえで、障害があってもな
くても、あるいは人種や性別、年齢によっても、差別されることがなく、公平
であり平等であると考えるということです。そこには、大人が子どもたちを一
人の人間として尊重することも含まれます。
文部科学省では、インクルーシブ教育を「障害を持っている子とそうでない
子が同じ教室で同じ教育を受けること」という意味で使っていますが、ただ同
じ教室で同じ教育を受けるだけでは、インテグレーティッド・エデュケーショ
ン、統合教育だと言えます。インクルーシブ、インクルージョンは、もっと相
互関係的な言葉です。
障害を持っている子とそうでない子が一緒に生活することで、お互いをより
深く知り合い、尊重し合い、支え合える。支え合うことによって、お互いの存
在意義が見えてくる。人間観が深まり、相互に学び合いながら成長できる。 そ
ういうことが起こることがインクルーシブ教育だと私は思います。 そして、こ
えています。
れが二一世紀の社会構成の原理になっていく、いや、原理にしていかねばと考
SDGsの四番目にある「質の高い教育」とは、どんなものでしょうか。 子
どもの苦手なことを見つけてそれを改善させようとすることは、質の高い教育
とは言えません。どんな人間にもそのままで価値があります。ダメなところを
改善するのではなく、得意なところを伸ばし、その力を発揮できる場をつくる
ことが必要です。インクルーシブな価値観を身につけるということは、「いろ
いろな人が一緒にいて、それぞれにそれぞれの存在価値がある、そう感じるか
楽しい」と心から思える状態なのです。
(汐見稔幸著「教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと」による。)
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解答
尚無回答
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