河川が作る地形にもいろいろありますが、「農業や集落の立地にどのような影響を与えているか」なので、扇状地と氾濫原での地形と土地利用の関係を整理すればいいんじゃないかと思います。
扇状地
扇央…水はけが良く、河川の水が伏流することも多いので、集落は立地せず、土地は畑や果樹園として利用されることが多い
扇端…湧水があることが多いので、集落が立地し、土地は水田として利用されることが多い
氾濫原
自然堤防…砂など比較的粒の大きい土砂が堆積し、周囲よりも少し標高が高い
浸水しにくく集落が立地し、水はけが良いので畑や果樹園として利用されることが多い
後背湿地…洪水の際に泥や水が流れ込み、標高が低い低湿地になっている
浸水しやすいので集落は立地せず、低湿地なので水田として利用されることが多い