10個
問3 この細菌のある mRNAの塩基組成を調べると, このRNAを構成する全塩基に占めるシトシンの数
の割合は15%であった。 また、このRNAのもととなった転写領域の2本鎖DNAの塩基組成を調べると,
その2本鎖DNAを構成する全塩基に占めるシトシンの数の割合は24%であった。 このRNAを構成
するグアニンの数の割合 (%) として最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。
① 12% ② 15% ③ 24% ④ 26%
5 33% 6 36%
考え方 問12本鎖DNA では,塩基はAとT, C
とGがそれぞれ結合してヌクレオチド対を形成し
ている。 よって, この細菌の2本鎖DNA は, 7.6
x 10° ÷ 2 = 3.8 × 10°対のヌクレオチド対からなる。
10 対当たりの DNA分子の長さが3.4mm なので,
このDNA分子の全長は
€10 9 =
10
■2AとTの割合の合計は52% で, シャルガフの
規則よりAとTの割合は等しいので,ともに26%
である。 よって、このDNA におけるTの数は
3.8 x 10 x
3.4
≒1.3(mm)となる。
26
≒ 2.0 × 10 (個)となる。
100
問3 このRNAのもととなった2本鎖DNAの領域の
鋳型鎖における G の割合が15%で, 非鋳型鎖のC
の割合も15%とわかる。 この領域におけるCの割
合は24%であり, これは2本鎖の各鎖におけるC
の割合の平均値となることから, 鋳型鎖におけるC
の割合は, 24 × 2 - 15 = 33%とわかる。よって,
このRNA におけるG の割合も33%となる。
解答 問1 ① 問2⑤ 問 3⑤
7.6 x 10° x