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2.12gの純粋な無水炭酸ナトリウムを純水に溶かし、全量を200mLとした。この溶
液200mLをとって, 500mL中に比重1.34の硫酸100mL を含む希硫酸で滴定した。
16.3mL滴下したところで指示薬が変色したので、この点を中和点とした。
以下の (1)~(3) の問いに答えよ。なお,(1)と(2)については小数第1位まで求めよ。
気体定数 = 8.31x10°L・Pa/(K・mol)
密度
(1) 滴定結果から,この比重1.34 の硫酸の重量% を計算せよ。
(2)(1) の結果が正しいとして, 25℃, 1.01x105 Paで中和点までに生成する気体の体
積(mL) を計算せよ。
(3)この比重1.34 の硫酸の真の濃度は44.2重量%である。 (1) の結果が真の濃度と異
なるとすると,何らかの原因で正しい中和点が得られなかったと考えられる。この実
験では指示薬の変色が正しい中和点よりも前に起こっているのか後に起こっているの
か。 前の場合にはーを、後の場合には + の符号を示せ。 また、 その原因を30字以
内で答えよ。 なお、 用いた指示薬は適切であったとする。