第6章熱とエネルギー 59
基本例題 27 氷の比熱
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-20°℃ の氷100gを0°℃の水にするのに, 3.76×10Jの熱を加えた。氷の比熱c[J/(g·K)] を求めよ。ただ
し,氷の融解熱を334J/g とする。
指針 -20°Cの氷を0°℃の水にするのに必要な熱量は,「-20°℃の氷を0°℃の氷にする熱量」+「0°℃の氷を0°℃の水
に状態変化させる熱量」である。また, 融解熱とは, 固体1gを融点において液体にするのに要する熱量のこと。
熱量は,100×334Jである。 したがって, 以下の式が
成りたつ。
100×c×20+100×334=3.76×10*
よって c=2.1J/(g·K)
解答 -20°℃, 100gの氷を0°℃の氷にするのに必要な熱
量は「Q=mc4T」 より
100×c×{0-(-20)} [J]
0°C, 100gの氷をすべて, 0°Cの水にするのに必要な
Let's Try9
71.蒸発熱
量Q(J] を求めよ。 水の蒸発熱を2.3×10°J/g とする。
100°℃, 10gの水を, 100°C, 10gの水蒸気にするのに必要な熱
71.