入れて電圧をかけると陽極の方向へ移動する。
(2) 塩基対数の ( ② 多い・少ない) DNA 断片ほど速く移動するの
で、調べたい DNA 断片の塩基対数は, 塩基対数があらか
じめわかっているDNA マーカーの移動距離をもとに推定
できる。 図2のような結果が得られたとすると、調べたい
DNA 断片の塩基対数は約 ( ③ ) bp (base pair, 塩基対) と推定できる。
図2
①[
②[
[STANKE ]2[AMD ] 3[
調べたい」
DNA
DNA
マーカー
DNA の
分子量大
DNA の
分子量小
ウェルの位置
電気泳動の向き
700
1000
148塩基配列の解析 ある遺伝子の塩基配列を解析するた
めに, A, T, G, Cとラベルしたチューブを用意し, それぞれに,
ある遺伝子のDNA 断片を含むプラスミド, 塩基配列解読用の
プライマー 4種類のヌクレオチド (A, T, G, C), DNAポリメ
ラーゼを入れた。 さらに, A, T, G, Cのチューブには, それぞ
れ A, T, G, C で DNA 合成が停止する特殊なヌクレオチドを加
え, DNA の合成を行った。 例えば,Aのチューブでは DNA合
成過程でAの特殊なヌクレオチドがDNA に取りこまれると
そこでDNA合成反応が停止するので, 合成された DNAの末
端の塩基配列はAであることがわかる。 特殊なヌクレオチド
はさまざまな場所で取りこまれるため,多様な長さの DNA 断
片が合成されることになる。 反応終了後に,それぞれのチューブの反応液を電気泳動にかけ,合
成されたさまざまな長さの DNA 断片(図中の太線はDNA 断片の位置を示す) を分離した。
1009
500
400
300
200
100|
50
A T G
C
J