✨ ベストアンサー ✨
遺伝子が、G1,G2,G3という、同じアルファベットなのでわかりにくくなっているのだと思います。、
遺伝子G1をP(劣性をp)
遺伝子G2をQ(劣性をq)
遺伝子G3をR(劣性をr)
として考えますね。
変異株Ⅰは、図2でのカに該当するので、遺伝子G3、つまりRに変異がある株です。
また、問題文より、遺伝子G1,G3は”密接に連鎖”とあります。つまりPとRが連鎖ということになります。
そして、アカパンカビの菌糸は単相(n)であることも書かれていますので、
変異株Ⅰの遺伝子型は、PQr(連鎖を意識すれば、Pr,Q)
同様に、
変異株Ⅱの遺伝子型は、PqR(PR,q)
変異株Ⅲの遺伝子型は、pGR(pR,Q)
変異株Ⅰと変異株Ⅱとの交雑
PQr×PqR
=PPQqRr(接合しは2n)
連鎖を考慮して記載すれば、Pr/PR,Q/q
ここから生じる胞子(配偶子、単相のn)は、
Pr/PRのどちらか片方から1つ、Q/qのどちらか片方から1つを持ちますので、
組み合わせとしては、
PrQ:Prq:PRQ:PRq=1:1:1:1です。
これらの表現型は、
PrQは薄茶色、Prqは赤色、PRQは黒褐色、PRqは赤色となるので、
黒褐色:赤色:薄茶色=1:2:1です。
お気づきかと思いますが、
変異株ⅠとⅡとの交雑では、G1(P)がどちらも優性なので、無視して考えるのもアリです。
変異株Ⅰの遺伝子型Qr
変異株Ⅱの遺伝子型qR
交雑で得た接合子の遺伝子型はQqRr
ここから減数分裂で生じるのは、
QR:Qr:qR:qr=1:1:1:1
QRの表現型は黒褐色、Qrの表現型は赤色、qRの表現型も赤色、qrの表現型は薄茶色
と、よりシンプルに考えることができるかと思います。
変異株Ⅰと変異株Ⅲの交雑
変異株Ⅰの遺伝子型PQr 連鎖を考慮すれば、Pr,Q
変異株Ⅲの遺伝子型pQR 連鎖を考慮すれば、pR,Q
いずれの変異型のQも優性なので、先程のように無視します。
今、遺伝子G1とG3は密接に連鎖しているので、PとRも連鎖しています。
(”密接”とあるので、完全連鎖と考えてかまいません)
そうすると
変異型Ⅰと変異型Ⅲの交雑は、
Pr×pR
=PpRr(連鎖を考慮して、Pr/pr[この表記法をモーガン表記と言います])
これが減数分裂すると、
PrかpRのみ。完全連鎖なので、組換えは怒らず、PRやprは生じません。
Pr:pR=1:1です。
Prの表現型は薄茶色、pRの表現型は黄色なので、
薄茶色:黄色=1:1
となります。
、
PとRとが、密接に連鎖敷いているので、
PRをまとめて考えています。
P,Q,Rがすべて独立であればよかったのですが、
今、PとRとが「密接に連鎖」しているので、P関する場合は、Rも合わせて考えている、という考え方です。
後半で解答させて頂いたように、関係の無い遺伝子は無視しても問題ないので、
後半の内容を中心に考えて頂ければと思います。
コメントありがとうございます。
変異株Ⅰの遺伝子型は、PQr(連鎖を意識すれば、Pr,Q)
同様に、
変異株Ⅱの遺伝子型は、PqR(PR,q)
変異株Ⅲの遺伝子型は、pGR(pR,Q)
についてもう少し詳しく教えていただけますか?