日本史
高校生

震災恐慌から金融恐慌までどうして4年もあいたのでしょうか?
震災手形の処理法案審議の時起こった銀行などの倒産が金融恐慌ですが、4年後にすることですか?
イメージ的に立て続けに起こっていると思っていました
教えてください!

回答

震災恐慌の影響で中小銀行などの経営はギリギリのところで踏みとどまっている状態でした。
しかし、1927年3月14日の衆議院予算委員会の中で時の大蔵大臣片岡直温が「東京渡辺銀行がとうとう破綻を致しました」と失言してしまい金融不安が表面化、中小銀行を中心に取り付け騒ぎが起こった結果元々ギリギリであった中小銀行の経営が更に厳しくなり倒産する銀行が増加しました。
また4月には鈴木商店という会社が倒産し鈴木商店にお金を融資していた台湾銀行が破産した結果金融不安が更に加速し、3月中はなんとか耐えていた銀行も相次いで倒産した結果金融恐慌が起こりました。

つまり震災恐慌による余波で中小銀行の経営が悪化しているところに大蔵大臣の失言と大手銀行の倒産が重なったことで大きい騒ぎになったわけです。

ゲスト

ありがとうございます!
震災恐慌はあったけど銀行などの企業は頑張ってたのに、失言があって金融恐慌が起きてしまったということですね!
納得出来ました
ありがとうございます!!

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