日本史
高校生

鎌倉時代に貨幣経済の浸透により武士が困窮、同様に江戸時代に農村への貨幣経済の浸透により農民が困窮、とありますが、なぜ貨幣経済が浸透するとそれまで物質経済で生きてきた人が困窮していくのですか?

回答

単純な話で、例えば貴方が東京都心に住んでたらどうですか?毎日友達とカラオケ行って、109でお買い物して、最新のコスメ買って、アクセサリーも高いの買ってみたり、色んな出費が”出来てしまう„と思います。
逆に徳島(失礼ですけども)に住んでたとしたらどうですかね。カラオケはあるかもしれないけど、109ありますか?最先端のコスメが徳島に売ってますか?高いアクセサリーショップがありますか?阿波踊り踊って渦潮でも眺めとけよって話になりますよね。
でもそんな徳島県民でも今は最新のコスメを簡単に買うことができます。Amazonがありますしね。
つまり人間って物が手に入る環境にいると浪費しがちな生き物なんですね。
江戸時代や鎌倉時代も同じです。貨幣経済の発達で、簡単に物が手に入るようになった結果浪費が増える。
今まで貨幣をあまり使用することがなかった農村ではなく、城下町に住むようになった結果消費が増える。
これを江戸時代に述べたのが荻生徂徠の『政談』です。
荻生徂徠は武士土着論という武士は農村に住むべきという論を展開して吉宗に提出したりしています。

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