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基礎事項
水素イオンの量と水酸化物イオンの量が等しくなったとき、水溶液は中和する。
すなわち、
中和の量的関係
『酸の水素イオンの物質量＝塩基の水酸化物イオンの物質量』
これを言い換えると、
『酸の物質量×価数＝塩基の物質量×価数』
これを言い換えると、
a×c×v/1000＝a'×c'×v'/1000 ・・・①
a,a':酸、塩基の価数
c,c':酸、塩基の水溶液のモル濃度[mol/L]
v,v':酸、塩基の水溶液の体積[mL]
(1)今回用いた酸は、塩酸で、塩酸の価数は1価、塩酸のモル濃度は0.10mol/L、使用した塩酸の体積は15mLですよね。
また、今回用いた塩基は水酸化ナトリウムで、水酸化ナトリウムの価数は1価、水酸化ナトリウムの濃度は0.10mol/L、
使用した水酸化ナトリウムの体積は◻️mLですよね。
これを①に当てはめると、
1×0.10×15/1000=1×0.10×◻️/1000
後はこれを解くだけ。解き方としては何通りもありますが、とりあえず1つ書きます。
分数解除のために両辺に×1000をして、
1×0.10×15=1×0.10×◻️
◻️=15
よって、測定に用いた水酸化ナトリウム水溶液の体積は15mL
(3)今回用いた酸は、硫酸で、硫酸の価数は2価、硫酸のモル濃度は0.050mol/L、使用した硫酸の体積は15mLですよね。
また、今回用いた塩基は水酸化ナトリウムで、水酸化ナトリウムの価数は1価、水酸化ナトリウムの濃度は0.10mol/L、
使用した水酸化ナトリウムの体積は◻️mLですよね。
これを①に当てはめると、
2×0.050×15/1000=1×0.10×◻️/1000
2×0.050×15=1×0.10×◻️
◻️=15
よって、測定に用いた水酸化ナトリウム水溶液の体積は15mL
ありがとうございます!!
参考にさせて頂きました。m(_ _)m
(2)は25ml、(4)は7.5mlになったんですが、合ってますかね？
あってますよ
ありがとうございます。。。m(_ _)m
(2)(4)も同じやり方です。分からなければ質問してください
覚えるのは『酸の水素イオンの物質量＝塩基の水酸化物イオンの物質量』になった時に中和する、ということ。
酸の水素イオンの物質量が、酸の物質量×価数、もしくはa×c×v/1000で表せる理由が分からなければ質問してください。