✨ ベストアンサー ✨
ナチスが支持されたのと同じ理由です。
世界恐慌の被害をアメリカ以外で一番大きく受けたのは、アメリカ経済と密接に結びついていたドイツでした。
それまでドイツで主な政党だった社会民主党や中央党などはいずれも恐慌に対して有効な手を打てず、イギリスをはじめ各国が相次いでブロック経済に移行したためにドイツ経済はますます苦境に立たされました。失業率は4割を超えたと言われます。
貧困に直面した人々は過激思想に走りました。それが極右のナチスと、極左の共産党です。資本家や地主といった金持ちの資産を庶民に分配し、平等社会を実現しようという共産主義と、武力によって東方生存圏(植民地)を確保することで不況の打開を目指すナチズム。どちらも貧困にあえぐドイツの人々の目には魅力的に映ったのです。