化学
高校生
解決済み

(3)(4)がなぜその式になるか分かりません。
できたら(4)は別解のやり方も教えて下さい。
化学基礎です。
よろしくお願いします🙋

87. 溶解度表に硝酸カリウムの溶解度(g/100gの水) を示す。 次の各問いに告んよ。 (1) 30℃における硝酸カリウムの飽和溶液の濃度は何%か。 (2) 50℃における硝酸カリウムの飽和溶液 70g から水 を完全に蒸発させると,何gの結晶が得られるか。 (3) 70℃における硝酸カリウムの飽和溶液100gを30℃ に冷却すると, 何gの結晶が得られるか。 (4) 50℃における硝酸カリウムの飽和溶液200gから水50gを蒸発させると,何gの 結晶が得られるか。 硝酸カリウムの溶解度 50 85 温度 [℃] 30 溶解度 45 70 135
87. 溶解度 解答 (1) 31% (2) 32g (3)38g (4) 43g 解説 (1) 30℃における硝酸カリウムの溶解度が45なので, 水 100 gに硝酸カリウム 45g が溶けた水溶液の濃度を求めればよい。 質量パーセント濃度[%]=- x100=31.0 (2) 50℃における硝酸カリウムの飽和溶液 70g中の溶質の質量をx [g] とすると,次式が成り立つ。 45g 100g+45g 溶質の質量 85 g x[g} x=32.1g 溶液の質量 100g+85g 70g (3) 水100gに硝酸カリウムは70℃で135g, 30℃で45g溶けるので, 70℃の飽和溶液 (100+135)gを30℃に冷却すると, (135-45)g の結晶が 析出する。 飽和溶液100gからの析出量をy[g] とすると,次式が成り立つ。 析出量 yigl (135-45) g y=38.2g 溶液の質量 100g ( 100+135)g (4) 50℃における硝酸カリウムの飽和水溶液200g に含まれる水の質 量をx[g} とすると,次式が成り立つ。 水の質量 100g x [g] 溶液の質量 100g+85g 200g x=108.1g このうち, 50gの水を蒸発させたので,残った水の質量は 108.1g-50g=58.1g となる。 したがって, 50℃の水 58.1g に溶ける硝 酸カリウムの質量をy[g] とすると,次式が成り立つ。 溶質の質量 85g__y[g] y = 49.3g 水の質量 100g 58.1g 一方,200gの飽和水溶液に溶けていた硝酸カリウムの質量は, (200-108.1)g なので, 析出量は次のように求められる。 析出量=(200-108.1)g-49.3g=42.6g 別解蒸発した水50g に溶けていた硝酸カリウムが析出すると考え てもよい。 50℃の水 50gに溶ける硝酸カリウムの質量をz [g] とすると, 次式が成り立つ。 溶質の質量 水の質量 100g 85 g z [g] 50g z=42.5g

回答

✨ ベストアンサー ✨

教えたいのですが、時間が取れない。明日でも大丈夫ですか?
(3)に関しては比例でやるやり方を3つ知っています。

jpgamw

回答ありがとうございます。
テストまだ少し先なのでいつでも大丈夫です!
ありがとうございます🙏

たこ焼き

(3)
【やり方1】
 析出する量=70℃で溶液に溶けている溶質の質量-30℃で溶液に溶けている溶質の質量、ですよね。
 ※溶解度とは、溶媒100gに溶けることができる溶質の最大の質量を示しています。

なので、まず、70℃で溶液100gに溶けている溶質の質量を求める。
問題文より、70℃では、溶媒(今回は水)100gに対して溶質(今回は硝酸カリウム)が135gまで溶けることができることがわかる。
すなわち、70℃の飽和溶液(溶媒+溶質)100+135=235gには135gの硝酸カリウムが溶けていることがわかる。
では、70℃の飽和溶液100gには、硝酸カリウムが何g溶けていることになりますか?
 235[g]:135[g]=100[g]:x[g]
      x=135×100÷235=約57.4g

次に、30℃に冷やした後、溶液に溶けている溶質の質量を求める。
上記より、70℃の飽和溶液100gとは溶媒100-57.4=42.6gに溶質57.4gが溶けている溶液であった。70℃の飽和溶液100gを冷やしても、溶媒の量は変化しませんよね。
 ※冷やすと溶けることのできる溶質の量は変化しますよね
すなわち、30℃の時、溶媒42.6gに溶けることができる溶質の量を求めればよい。
問題文より、30℃では、溶媒(今回は水)100gに対して溶質(今回は硝酸カリウム)が45gまで溶けることができることがわかる。
では、溶媒42.6gには、硝酸カリウムが何g溶けることができますか?
 100[g]:45[g]=42.6[g]:x[g]
      x=45×42.6÷100=約19.2g

以上より、析出する量は、57.4-19.2=38.2=約38g

続く

たこ焼き

【やり方2】
 溶解度より、70℃の飽和水溶液では、水100gに対して135gの硝酸カリウムが溶けている
       30℃の飽和水溶液では、水100gに対して45gの硝酸カリウムが溶けている
 ということは、70℃の飽和水溶液を30℃の飽和水溶液にすると、水100gあたり135-45=90g 
 の硝酸カリウムが析出することがわかる。
 では、今回の問題文。
 今回は、70℃の飽和水溶液(やり方1と同じ様に求めて、水42.6gに溶質57.4gが溶けている 
 溶液であった)を30℃に冷やしている。
 水100gを含む70℃の飽和水溶液を30℃に冷やすと、90gの硝酸カリウムが析出することから、今回の、水42.6gを含む70℃の飽和水溶液を30℃に冷やすと、
  100g:90g=42.6g:◻️g
     ◻️=90×42.6÷100=約38g
38gの硝酸カリウムが析出することがわかる。

【やり方3】これが、解答のやり方です
 溶解度より、70℃の飽和水溶液235gでは、水100gに対して135gの硝酸カリウムが溶けている
       30℃の飽和水溶液では、水100gに対して45gの硝酸カリウムが溶けている
 ということは、70℃の飽和水溶液235gを30℃に冷やすと、
 飽和水溶液235gあたり135-45=90gの硝酸カリウムが析出することがわかる。
 では、今回の問題文。
 今回は、70℃の飽和水溶液(やり方1と同じ様に求めて、水42.6gに溶質57.4gが溶けている 
 溶液であった)を30℃に冷やしている。
 70℃の飽和水溶液235gを30℃に冷やすと、90gの硝酸カリウムが析出することから、
 70℃の飽和水溶液100gを30℃に冷やすと、
  235g:90g=100g:◻️g
     ◻️=90×100÷235=約38g
38gの硝酸カリウムが析出することがわかる。

たこ焼き

(4)【解答のやり方】
  50℃の飽和水溶液200gに対して硝酸カリウムは91.9g溶けている。 
    ※(2)のやり方もしくは(3)のように比例で求めてください
  すなわち、問題を言い換えると、
  水200-91.9=108.1gに対して硝酸カリウムが91.9g溶けている溶液から、
  水を50g蒸発させると、何gの硝酸カリウムが析出するか、です。
  水を50g蒸発させると、水は108.1-50=58.1gになる。
  50℃では、水100gには硝酸カリウムは85gまで溶けることができるから、
  水58.1gに対して硝酸カリウムは何gまで溶けることができますか?
    100:85=58.1:◻️ ◻️=85×58.1÷100=約49.4g
 ということは、水を50g蒸発させると、91.9g-49.4g=約43gの硝酸カリウムが析出する。

【別解のやり方】
 50℃の飽和水溶液200gから、50gの水を蒸発させるということは、
 この、50gの水に溶けていた分の硝酸カリウムが析出すると考えられる。
  50℃で50gの水に溶けていた硝酸カリウムは何gですか?
   50℃の飽和水溶液では水100gに対して硝酸カリウムは85g溶けているから、
   水50gに対しては
    100g:85g=50g:◻️g ◻️=約43g

 よって、43gの硝酸カリウムが析出することがわかる。

分からなければ質問してください
   

たこ焼き

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jpgamw

回答ありがとうございます。
(3)は解き方3つも教えていただき本当に分かりやすく助かりました😊
解き方2がやりやすいなと思いました!!
(4)は別解の方が解きやすく思ったより簡単に解けて嬉しいです!
確かにこのでは公式なしで解けますね!
いろいろなやり方を教えて貰い、すごく理解が深まりました☀️
本当にありがとうございました。

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