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マムルークがオスマン帝国の軍隊とはちょっと違うかも知れません。
マムルークは元々は奴隷出身の軍人でしたが、徐々に支配する側になり、エジプトにマムルーク朝を立てます。
やがて、マムルーク朝はオスマン帝国に滅ぼされますが、この時、軍人というより支配層だったマムルークたちはオスマン帝国に従い、オスマン帝国エジプト州の中間支配層として残ります。
そして、フランスがエジプトへ侵攻した際、オスマン帝国はムハンマドアリーを派遣して、防衛に当たります。
戦争に勝利しフランス軍は撤退しますが、エジプトはオスマン帝国直属のエジプト総督、ムハンマドアリーの勢力、オスマン帝国からの独立を狙うマムルーク勢力の勢力争いになります。
ムハンマドアリーは初めマムルークと協力して、オスマン帝国直属のエジプト総督を排除します。市民の支持を背景に、ムハンマドアリーはエジプト総督就任を宣言し、権力闘争に敗れたオスマン帝国はムハンマドアリーのエジプト総督就任を認めざる負えなくなります。
こうして、エジプト総督になったムハンマドアリーですが、その後はマムルーク勢力と対立します。エジプトを完全に支配するため、マムルークを虐殺します。
このように、マムルークはオスマン帝国の軍隊というより、エジプトの地方支配層といった感じです。
「オスマン帝国の軍隊」はオスマン皇帝直属のイェニチェリの方が近いかもしれません。
多分こんな感じではないですかね🤔
