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まず、何と言いたい文なのか確定させます
①I have never seen 「いままで見たことがない」
②全ての選択肢にmoving「感動的な」+ a scene「光景」
③ as that before 「以前のあれ と同じくらい」
「以前のあれほど感動的な光景は、今まで見たことがない」
だとわかります。
選択肢のmovingは動詞の〜ing形と考えると「感動させている」ですが、そこから発展して「感動的な」という意味の形容詞として使われます。
〜ingの形で、形容詞の単語は、例えばinterestingとかもそうですが、more-mostをつけて比較級と最上級を作ります。
①にneverがあって、③にasがありますから
同等比較の否定文だと考えます。
選択肢ウ more movingとエ less movingはどちらも比較級の形ですから、誤りだとわかります。
less movingは「より感動的で【ない】」という意味です。比較のところで習うはずです。
残る選択肢ア・イ・オですが、
moving a scene という語順に着目します。
ふつうは「感動的な光景」ならa moving sceneですよね。
a+形容詞+ 名詞 をas 〜 as で挟むときは
as 形容詞 + a + 名詞 の語順に変わるんです。
なので前にasがあることは確定で、イは誤りです。
最後アとオですが、
as〜asの同等比較の文は基本的に「同じである」ことが言いたいので、veryとかmuchとかをつけて「とても」みたいな表現はつけません。だからオは間違いです。
とても感動的なのか、あるいはちょっとだけ感動的なのか
というのは関係なくて、「同じだ」ということが言いたいだけだからです。
比較級は、差があることを言いたい表現だから、ものすごい大きな差があるときはmuch more movingとかって言いますが、as〜asではこういうことは言いません。
とても丁寧な解説ありがとうございます！理解出来ました。