100㎖の血液に含まれるヘモグロビンがすべて酸素と結合した場合の酸素量を20㎖、というのは、どういうことか。
100㎖の血液に含まれるヘモグロビンすべてが酸素と結合した場合、酸素量は20mLになる、ということ。
イでは、だ96%、25%を用いますが、アでは、二酸化炭素の影響を考えないで曲線Iだけから考えなさい、と書かれています。
グラフの見方としては、
肺での二酸化炭素濃度、例えば二酸化炭素濃度が40だと、酸素解離曲線は曲線Iのようになります。
すなわち、体のどこであっても、例えば二酸化炭素濃度が40だと、
酸素濃度が100だと酸素ヘモグロビンの割合は96%
酸素濃度が40だと酸素ヘモグロビンの割合は85%
ということ。
組織での二酸化炭素濃度、例えば二酸化炭素濃度が60だと、酸素解離曲線は曲線Ⅱのようになります。
すなわち、体のどこであっても、例えば二酸化炭素濃度が60だと、
酸素濃度が100だと酸素ヘモグロビンの割合は92%
酸素濃度が40だと酸素ヘモグロビンの割合は25%
ということ。
※一般的に肺での二酸化炭素濃度は40、組織の二酸化炭素濃度は60を用いるから説明に用いた
まとめると、
肺と同じ二酸化炭素濃度だと(別に肺じゃなくても二酸化炭素濃度が肺と同じならどこであっても)、
酸素濃度が100だと酸素ヘモグロビンの割合は96%、酸素濃度が40だと酸素ヘモグロビンの割合は85%になる。
組織と同じ二酸化炭素濃度だと(別に組織じゃなくても二酸化炭素濃度が組織と同じならどこであっても)、
酸素濃度が100だと酸素ヘモグロビンの割合は92%、酸素濃度が40だと酸素ヘモグロビンの割合は25%になる。
このように、二酸化炭素濃度によって、酸素ヘモグロビンの割合は変化しますよね?
※酸素濃度が100、二酸化炭素濃度が40なら酸素ヘモグロビンは96%、
酸素濃度が100、二酸化炭素濃度が60なら酸素ヘモグロビンは92%、になりますよね、ということ。
アでは、このような二酸化炭素濃度の影響を考えないで、酸素解離曲線が曲線Iのようになる場合、で考えないといけません。イでは、二酸化炭素濃度の影響を考えるから、曲線Iと曲線Ⅱを両方見て考えないといけません。
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