✨ ベストアンサー ✨
所謂「連鎖関係代名詞」と呼ばれるタイプの関係代名詞です!
なお、「目的格」と説明なさっている方がいらっしゃいますが、これは主格であって、目的格ではありません。
連鎖関係代名詞は普通の関係代名詞とは少し異なる、やや特殊なタイプですのでここでしっかりと押さえておきましょう!
「連鎖関係代名詞」というのを聞いたことがない場合は、まず私のノートをご覧いただければと思います。
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以降、私のノートをご覧くださったとして説明します。
連鎖関係代名詞の基本はノートの方で丁寧に解説してありますので、まずはそちらをご覧になってから以下の解説をお読みください!
文後半の
I did what I thought was right
部に着目しますと
I did what I thought (that) ● is right
と捉えていただければ良いです。
この●部がwhatに変わり、節頭に出てきたというわけですので、whatは主語の働きをしていることがご理解いただけると思います。
ですから、主格であり、目的格ではありません。
このように、関係節の中に含まれる従属節の中の要素(●部)から抜き出しが起こるタイプの関係代名詞を「連鎖関係代名詞」と言います!
ちなみに、連鎖関係代名詞が実際に目的格となるのは
He is the person who(m) I thought I had met before.
のような文ですね。
丁寧にありがとうございます!
ただ、連鎖関係代名詞は目的格と誤認されがちな側面もあります。
私のノートでも取り上げた
He is a good actor who I think will win an Academy Award someday.
であれば、thinkの目的語と誤認されて
He is a good actor whom I think will win an Academy Award someday.
のように目的格の関係代名詞whomが使われてしまうことがネイティブが書いた文章でも、実はあったりします!
これは「関係詞牽引」などと呼ばれます。
これを文法的に正しいとする学者もいますが、基本的には正しいとは見做されておらず、少なくとも大学入試の問題で、whoかwhomかを選ばせる選択問題があったとすればwhoが正解で、whomは誤りとなるでしょう。