★国家間のパワーバランスが崩れた。
正しい正しくないではなく、産業革命＝工業化＝軍事力の差によって、外交（戦争も外交の一部）が決まるようになった。
例：アヘン戦争。イギリスが貿易赤字になるから、麻薬を売って儲けようとした。当然相手国（清）は怒る。でも黒船（動力付きの軍艦）と帆船の戦力差は大きく、清がぼろ負け。当時の黒船（軍艦）は、燃料節約のために、普段は帆船ですが、戦闘中は、エンジン（蒸気機関）を使い戦場を自由に駆け回る。
銃だって、ガンドリル（精度の高いドリル：今でも銃の密造をおそれ許認可制）で、ライフリングをつけて、弾を回転させて撃つので、命中精度があがる。これは、火縄銃では対応できない。だから、日本が清ならないように、尊皇攘夷運動からの明治維新の一気に突き進む。
反射炉で、良い鉄を作れるのも、産業革命のおかげ。鉄は産業や工業の基本。
世界は、産業革命した欧米に勝てない。アフリカやアジアなど非欧米諸国は、欧米の植民地になる。
しかし、唯一、欧米の植民地にならず、産業革命を成功させた国が日本。（明治維新）
で、日露戦争（第０次世界大戦ともいわれる）で、条件付きだが、ロシア（白人国家）に勝ったのが日本。それを見て、独立を志す若者（後の独立指導者）に勇気を与えた。
そして、植民地の量が少なく、帝国主義政策を後進でおこなって、
世界恐慌後、国家運営が成り立たなくなって、そして、WWⅡに参加した日本。
結果戦争には負けたけど、欧米の軍隊をアジアで駆逐する日本軍を見たアジアでは、戦後、独立が加速する。
WWⅡは、戦争＝物量戦＝国家総動員＝工業力戦で、産業革命の時代のある意味集大成の世界大戦。
ヨーロッパでは、鉄の塊の戦車が暴れまくる。
日本は、そこで、日本産の空母や航空機が暴れまくる。欧米を圧迫する。
戦後、戦艦大和の技術が巨大タンカー建造の基礎となったり、戦後の民需物資での工業化に役立つ。
で、日本も明治維新をして産業革命を急ぎ、コツコツがんばった結果、
産業革命の集大成は、日本のバブル景気（1990年頃）。
そして、今は、IT革命の時代。日本は、産業革命の成功体験（バブル景気の時代）から抜け出せず、今のたうちまわっている。
もう一度、日本は、技術大国として復活してほしいものです。
ありがとうございました！！