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基礎事項
水素イオンの量と水酸化物イオンの量が等しくなったとき、水溶液は中和する。
すなわち、
中和の量的関係
『酸の水素イオンの物質量=塩基の水酸化物イオンの物質量』
これを言い換えると、
a×c×v/1000=a'×c'×v'/1000
a,a':酸、塩基の価数
c,c':酸、塩基の水溶液のモル濃度[mol/L]
v,v':酸、塩基の水溶液の体積[mL]
今回用いた酸は、塩酸で、塩酸の価数は1価、塩酸のモル濃度は0.20mol/L、
使用した塩酸の体積は20.0mLですよね。
また、今回用いた塩基は水酸化ナトリウムで、水酸化ナトリウムの価数は1価、水酸化ナトリウムの質量は不明(物質量は不明)ですよね。水酸化ナトリウムの質量をx[g]とする。水酸化ナトリウムのモル質量は40g/molだから、
水酸化ナトリウムはx/40[mol]だと表せる。これを溶かして100mLにしているから、
水酸化ナトリウムのモル濃度は、x/4.0=0.25x[mol/L]と表せる。で、使用した量は10mL。
これらを、中和の式①に当てはめると、
1×0.20×20.0/1000=1×0.25x×10/1000
0.0040=0.0025x
x=1.6
よって、測定に用いた水酸化ナトリウムの質量は1.6g
聞かれているのは混合物には、水酸化ナトリウムが何%含まれていたか。
混合物は2.0gあり、水酸化ナトリウムは1.6gだから、答えは(1.6/2.0)×100=80%
また、混合物には、塩化ナトリウムは2.0-1.6=0.4g含まれている。
これを水に溶かして100mLにし、このうち10mLを使用したから、使用した溶液に含まれる塩化ナトリウムは0.04g
すなわち、溶液を完全に蒸発させると塩化ナトリウムは0.04g得られる
分からなければ質問してください
覚えるのは『酸の水素イオンの物質量=塩基の水酸化物イオンの物質量』になった時に中和する、ということ。
酸の水素イオンの物質量がa×c×v/1000で表せる理由が分からなければ質問してください。
分かりました。間違えてすいません
中和するときに、NaClが生じることを忘れてました
NaOH+HCl→NaCl+H₂Oですよね。
今回は1.6gのNaOHを溶かして100mLにし、これから10mLを使用しているから、
中和に用いたNaOHは0.16g。すなわち、
0.16/40=0.0040molのNaOHを使用しているから、化学反応式の係数より、
中和によって0.0040molのNaClが生じる。NaClのモル質量は58.5g/molだから、0.0040molのNaClは58.5×0.0040=0.234[g]
分からなければ質問してください
分かりました!
ありがとうございました
丁寧にありがとうございます😊