日本史
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明の海禁政策は日本で言う鎖国みたいなものですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

「民間での貿易を禁止する」という意味では、両者は同じようなものですが、背景は微妙に違います。
(ここからはかなり突っ込んだ話になるので読み飛ばしても大丈夫です。)

明の海禁政策は、密貿易や海賊の取締が目的で出されたものでした。加えて公的な貿易は推進し、貿易の利益を独占しようとします。この一貫で日民貿易も始まるわけです。(ただ、結局密貿易は無くなりませんでした)

対して日本の鎖国はちょっと事情が異なります。もちろん貿易の利益独占も目的でしたが、キリスト教からの防御も理由の1つでした。
戦国時代に宣教師がたくさん来ていましたよね?あれはキリスト教の布教だけが目的ではなく、ひいては日本を植民地化するための布石でもありました。同じ思想を持っている方が、統治もやりやすいですからね。
つまり日本を守るためにも鎖国は必要だったわけです。

背景が微妙に違うんですね。ありがとうございました。

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